パラシュートが開かなかった原因
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/02/20 21:46 UTC 版)
「埼玉川島町体験スカイダイビング墜落事故」の記事における「パラシュートが開かなかった原因」の解説
警察が調査した所、メインのパラシュートは背中の袋の中に収まったままで、メインのパラシュートを操作した形跡が無かった。予備のパラシュートは、先端から1メートルの部分が減速用のドローグのロープに何重にも巻き付いていた。 Bと同じ団体に所属するスカイダイバーは「メインのパラシュートを出しても減速が間に合わないと予備と二重開きになってバランスを失う危険性がある。そのため予備のみで降下する判断をし、意図的にメインのパラシュートを開くのを諦めたのでは」と推測した。事故のあった団体とは別の団体のスカイダイバーは「機材に問題がなく、正しい姿勢で飛んでいれば、(ドローグと予備のパラシュートが)絡むことは考えにくい。実際に絡んでしまうと手で払いのけるほかなく、(地面に墜落するまでの時間に)実際にできることはほとんどない」と話した。 また企画会社の報告書によると、「タンデムジャンプで予備のパラシュートで降下する例は毎年、数件あった」としている。
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