パシフィック・ワールド (旅客船)とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > 百科事典 > パシフィック・ワールド (旅客船)の意味・解説 

パシフィック・ワールド (旅客船)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/09/20 07:43 UTC 版)

ナビゲーションに移動 検索に移動
パシフィック・ワールド
基本情報
経歴
進水 1995年1月20日
竣工 1995年11月11日
要目
総トン数 77,441 トン[1]
全長 261.3 m
32.25 m
喫水 8.10 m[1]
主機関 ディーゼル・エレクトリック
出力 62,650馬力(総出力)
速力 21.4ノット(航海)
22.5ノット(最高)
旅客定員 1,950名(最大 2,250名)
乗組員 900名
テンプレートを表示

パシフィック・ワールドPacific world)号は日本のピースボートクルーズを企画実施する株式会社ジャパングレイスが、2021年春からチャーターを発表しているクルーズ客船である。

先代はプリンセス・クルーズが運行していたサン・プリンセス(Sun Princess)。

概要

プリンセス・クルーズが本格的に船隊の大型化に乗り出した7万7,000トン型シリーズの第1船。1995年11月11日、イタリアのフィンカンティエリ社モンファルコーネ工場で竣工。船価は3億ドル。 客室数は1011室で、603室が海側客室(アウトサイド・キャビン)であり、うち約70%はバルコニー付きである。

竣工当時、ノルウェージャン・クルーズ・ラインの「ノルウェー」(76,049総トン)を抜いて世界最大の客船であり、引退・解体されたものも含めた客船史上でも第4位の大きさであった。

カリブ海クルーズ就航を経て、2008年8月29日に日本へ初来航。

船歴

プリンセスクルーズ

  • 2013年 - 日本発着クルーズに就航。
  • 2013年秋 - 約3000万ドルをかけて大規模改装を行いアトリウム へのカフェ設置、寿司レストランの常設化、ステーキハウスやスパのリニューアルなどが行われた[2]
  • 2018年 - 改装により船首に「シーウィッチ」の意匠を施すとともに新プレミアム客室「クラブ・クラス・ジュニア・スイート」、ディスカバリー・チャンネルと提携したユースセンター「キャンプ・ディスカバリー」の設置、免税店のリニューアルが行われた[3]

JTBクルーズ全船チャーター

  • 2019年 - JTBクルーズの全船チャーターにより本船を用いての横浜・名古屋・神戸発着の世界一周クルーズを実施し、「クルーズ・オブ・ザ・イヤー2019」のグランプリに輝いた。

ピースボートクルーズ

  • 2020年 - ピースボートが行う世界一周クルーズに2021年春から就航することを発表。ピースボートクルーズ史上最大の客船となる。

脚註

  1. ^ a b “大型客船、埠頭を急きょ変更 釧路入港前日の給油で喫水オーバー 市、大わらわ”. 北海道新聞 (北海道新聞社). (2014年7月2日). http://www.hokkaido-np.co.jp/news/chiiki3/548762.html 
  2. ^ サン・プリンセス、改装費3,000万ドルのドライドックを経て就航 - プリンセス・クルーズ(2013年9月13日)
  3. ^ サン・プリンセス、シンガポールでの15日間のドライドックを経て装いも新たに登場 - 時事ドットコム(2018年7月25日 Internet Archive)

外部リンク




英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  
  •  パシフィック・ワールド (旅客船)のページへのリンク

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「パシフィック・ワールド (旅客船)」の関連用語

パシフィック・ワールド (旅客船)のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



パシフィック・ワールド (旅客船)のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのパシフィック・ワールド (旅客船) (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS