バーナード・ウェーバーとは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > 百科事典 > バーナード・ウェーバーの意味・解説 

バーナード・ウェーバー

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/04/22 12:06 UTC 版)

バーナード・ウェーバー
誕生 (1921-09-27) 1921年9月27日
アメリカ合衆国ペンシルベニア州フィラデルフィア
死没 (2013-05-16) 2013年5月16日(91歳没)
アメリカ合衆国ニューヨーク州ボールドウィン[1][2]
職業 イラストレーター、作家
国籍 アメリカ合衆国
最終学歴 フィラデルフィア芸術大学、ペンシルベニア美術アカデミー
活動期間 1954年 - 2010年[1]
ジャンル 児童文学絵本
代表作 『ワニのライルのおはなし』シリーズ
配偶者 エセル・バーンスタイン(2006年没)[2]
子供 ポーリス、ルイザ、ゲイリー[2]
公式サイト https://www.bernardwaber.com/
ウィキポータル 文学
テンプレートを表示

バーナード・ウェーバー英語: Bernard Waber、1921年9月27日[2] – 2013年5月16日[1])は、『ワニのライルがやってきた』(1962年)、『ワニのライル、動物園をにげだす』(1965年)以降の『ワニのライルのおはなし』シリーズで有名なアメリカの児童文学作家である[3][4]

背景

ペンシルベニア州フィラデルフィアでヘンリーとポーリーンのウェーバー夫妻の間に生まれる。ペンシルベニア大学財政学の学位を取得したが、第二次世界大戦の勃発とともに軍に入隊するために退学した。1942年から1945年まで、ウェーバーは二等軍曹としてアメリカ陸軍に勤務していた。終戦後、フィラデルフィア芸術大学英語版で学業に復帰した。1951年に大学を卒業し、学位を取得した。

卒業後、商業アーティストとしてのキャリアをスタートし、やがて、絵本の挿絵や執筆を手がけるようになった。28歳の時、バーナードはエセル・バーンスタインと結婚し、夫婦でニューヨークに移り住んで3人の子どもをもうけた。子供たちが幼い頃、ウェーバーはコンデナスト・パブリケーションズの美術部門で働きながら、夜と週末に本を書く生活を送った[要出典]

作品

ウェーバーは『ネズミなんていないでしょ?』『Evie and Margie』『アリクイのアーサー』や『A Lion Named Shirley Williamson』など、動物たちの冒険を描いた数々の児童文学を執筆した。1962年から始まった『ワニのライルのおはなし』シリーズは、彼の最もよく知られた児童書である。本の中では、主人公のライルはバスタブに住んでいる都会育ちのワニとして描かれている。ライルは会う人みんなに喜びを与えてくれる性格である。

1954年、ウェーバーは最初の絵本である『My Egg, Your Egg! by Eleanor Estes』をG・P・プットナムズ・サンズ英語版社から出版した。

アメリカ同時多発テロ事件の直後、ウェーバーは『勇気』という本を書いた。この本では、様々な登場人物を通じて、子供達に勇気の意味を説いている[5]

死去

ウェーバーは2013年5月16日、腎不全のため死去した[2]。死去当時、出版社であるホートン・ミフリン・ハーコート英語版は、彼の33冊の本の実売部数が175万部だったことを発表した[6]

書籍一覧

日本語で刊行されているものの一覧。

出典

  1. ^ a b c Losowsky, Andrew (2013年5月20日). “Bernard Waber Dead: Beloved Author Of 'The House on East 88th Street' Dies At 91”. The Huffington Post (TheHuffingtonPost.com, Inc.). http://www.huffingtonpost.com/2013/05/20/bernard-waber-dead-_n_3308971.html 2013年5月22日閲覧。 
  2. ^ a b c d e Yardley, William (2013年5月21日). “Bernard Waber, Children's Author, Is Dead at 91”. The New York Times. https://www.nytimes.com/2013/05/22/books/bernard-waber-childrens-author-is-dead-at-91.html 2013年5月22日閲覧。 
  3. ^ Bernard Waber”. WorldCat.org. 2010年3月27日閲覧。
  4. ^ Maughan, Shannon (2013年5月17日). “Bernard Waber, 1921-2013”. Publishersweekly.com. 2013年5月21日閲覧。
  5. ^ DiMaio, Valerie. “Waber, Bernard”. Pennsylvania Center for the Book. 2010年5月4日時点のオリジナルよりアーカイブ。2010年3月27日閲覧。
  6. ^ “PASSINGS: Bernard Waber”. The Los Angeles Times. (2013年5月21日). http://www.latimes.com/news/obituaries/la-me-passings-20130522,0,3957503.story 2013年5月22日閲覧。 

外部リンク




英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  
  •  バーナード・ウェーバーのページへのリンク

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「バーナード・ウェーバー」の関連用語

バーナード・ウェーバーのお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



バーナード・ウェーバーのページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのバーナード・ウェーバー (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS