バレンシア管弦楽団
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バレンシア管弦楽団 | |
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原語名 | カタルーニャ語: Orquestra de València |
出身地 | ![]() バレンシア州 バレンシア |
ジャンル | クラシック音楽 |
活動期間 | 1943年 - |
公式サイト | Orquestra de València |
バレンシア管弦楽団(バレンシアかんげんがくだん、カタルーニャ語: Orquestra de València)は、スペインのバレンシア州 バレンシアに本拠を置くオーケストラ。
概要
1943年、バレンシア市立管弦楽団として発足。初代首席指揮者はジョアン・ラモテ・デ・グリニョンが務めた。
歴代の首席指揮者のもとで、オーケストラのアンサンブル能力は向上し、レパートリーも拡充された。特に、スペイン音楽の演奏・普及において重要な役割を果たし、ホアキン・ロドリーゴ、マヌエル・デ・ファリャ、マヌエル・パラウ、エンリケ・グラナドスなどの作品を録音している[1]。
1950年にホセ・イトゥルビ指揮のもとで、フランスとイギリスへ初の海外公演を行い、以後イタリア、トルコ、ドイツ、オーストリア、チェコ、スイスなどへ定期的に海外ツアーを行っている[1][2]。
ジャン・マルティノン、セルジュ・チェリビダッケ、リッカルド・シャイー、ウラジーミル・フェドセーエフ、ラファエル・フリューベック・デ・ブルゴス、ズービン・メータ、ミシェル・プラッソンなどを客演指揮者として、ダニエル・バレンボイム、アルトゥール・ルービンシュタイン、ダヴィッド・オイストラフ、ムスティスラフ・ロストロポーヴィチ、ナルシソ・イエペス、アンドレス・セゴビアなどを独奏者として招いている[2]。
1987年にバレンシア音楽堂 (Palau de la Música de València) が完成し、同音楽堂のレジデント・オーケストラとなり、より充実した活動を展開している。
歴代首席指揮者
- ジョアン・ラモテ・ド・グリニョン (1943年–1949年)
- ハンス・フォン・ベンダ(1949年–1952年)
- ナポレオーネ・アノヴァッツィ(1954年–1956年)
- ハインツ・ウンガー
- ホセ・イトゥルビ
- エンリケ・ガルシーア・アセンシオ (1964年–1965年)
- ペドロ・ピルファノ(1967–1970)
- ルイス・アントニオ・ガルシア・ナバロ (1970年–1974年)
- ロレンツォ・パロモ(1974年–1980年)
- ベニート・ラウレット(1980年–1983年)
- マヌエル・ガルドゥフ(1983年–1997年)
- ミゲル・ゴメス=マルティネス (1997年–2005年)
- ヤロン・トラウブ(2005年–2018年)
- ラモン・テバール(2018年-2021年)
- アレクサンダー・リーブライヒ (2022年- )[3][4]
脚注
出典
- ^ a b “Orquesta de Valencia” (英語). Discogs. 2025年5月22日閲覧。
- ^ a b “Orquestra de València” (カタルーニャ語). PALAU DE LA MUSICA. 2025年5月22日閲覧。
- ^ “バレンシア発 〓 バレンシア管弦楽団の次期首席指揮者にアレクサンダー・ リーブライヒ”. 月刊音楽祭. 楽壇ニュース. 2025年5月22日閲覧。
- ^ “ALEXANDER LIEBREICH” (カタルーニャ語). PALAU DE LA MUSICA. 2025年5月22日閲覧。
外部リンク
- Orquestra de València (バレンシア音楽堂HP内)
- PALAU DE LA MUSICA - バレンシア音楽堂
- バレンシア管弦楽団のページへのリンク