バルブ擦り合わせ
バルブとバルブシートの気密を確実にするために行われる両者の擦り合わせ。まず粗目のコンパウンドをつけて擦り合わせ、次に細目のコンパウンドを用いる。バルブとシートとの当たり幅は、光明丹(明丹:顔料の一種)や顔料をバルブにつけて1回シートに衝突させ、そのときに付く塗料の幅を測定する。これは重整備のときに行うのが普通であるが、レーシングエンジンでは新しく組み立てるときにも行うのが一般的である。使用過程中のエンジンで、バルブの不密着によりコンプレッションが上がらないときに行うことが多い。
- バルブ擦り合わせのページへのリンク