バルビツレートとは? わかりやすく解説

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バルビツレート


バルビツール酸系

(バルビツレート から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/29 08:56 UTC 版)

バルビツール酸系(バルビツールさんけい、Barbiturate、バルビツレート)は、鎮静薬静脈麻酔薬抗てんかん薬などとして中枢神経系抑制作用を持つ向精神薬の一群である。構造は、尿素と脂肪族ジカルボン酸とが結合した環状の化合物である。それぞれの物質の薬理特性から適応用途が異なる。バルビツール酸系は1920年代から1950年代半ばまで、鎮静剤や睡眠薬として実質的に唯一の薬であった[1]


  1. ^ a b c d e f g h i j k l m n o p q r s t u v w “The history of barbiturates a century after their clinical introduction”. Neuropsychiatr Dis Treat (4): 329–43. (2005). PMC 2424120. PMID 18568113. https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC2424120/. 
  2. ^ a b c d e f g h i j k l エドワード・ショーター『精神医学の歴史』木村定(翻訳)、青土社、1999年10月、242-249頁。ISBN 978-4791757640、A History of Psychiatry: From the Era of the Asylum to the Age of Prozac, 1997
  3. ^ a b c d e f g h i Barbiturates”. The European Monitoring Centre for Drugs and Drug Addiction (2011年9月13日). 2013年6月7日閲覧。
  4. ^ a b c d e Ed Pilkington (20 December, 2011). “Europe moves to block trade in medical drugs used in US executions”. Guardian. https://www.theguardian.com/world/2011/dec/20/death-penalty-drugs-european-commission 2016年6月9日閲覧。 
  5. ^ a b John Gever (2011年12月21日). “EU Tightens Export of Death Penalty Drugs”. Medpage Today. http://www.medpagetoday.com/PublicHealthPolicy/Ethics/30344 2016年6月9日閲覧。 
  6. ^ Fischer, Emil; von Mering, J. (1924). Ueber eine neue Klasse von Schlafmitteln. pp. 671–679. doi:10.1007/978-3-642-51364-0_96. 
  7. ^ なお1990年代に鎮静目的の抗精神病薬の使用も死亡の副作用から見直され、第一選択薬にはロラゼパムなどベンゾジアゼピンが用いられる:出典は同じく、デイヴィッド・ヒーリー『ヒーリー精神科治療薬ガイド』田島治、江口重幸監訳、冬樹純子訳、みすず書房、2009年7月、第5版、24-25頁。ISBN 978-4-622-07474-8、Psychiatric drugs explained: 5th Edition
  8. ^ 栗原雅直「ドレーほか「選択的中枢作用のあるフェノチアジン化合物(4560RP)の精神科治療への利用」」『精神医学文献事典』弘文堂、2003年、288頁。ISBN 978-4-335-65107-6
  9. ^ 「資料 通牒通達」『警察研究』第33巻第2号、1962年2月、 144-145頁。
  10. ^ “米の死刑、執行できない?メーカー製造撤退で薬物不足に”. asahi.com. (2011年1月24日). オリジナルの2011年1月25日時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20110125002841/http://www.asahi.com/international/update/0124/TKY201101240087.html 2016年6月9日閲覧。 
  11. ^ “動物安楽死用の薬品で死刑執行 オクラホマ州”. CNN.co.jp. (2010年12月17日). オリジナルの2010年12月21日時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20101221023853/http://www.cnn.co.jp/usa/30001264.html 2016年6月9日閲覧。 
  12. ^ Jan Diehm (2014年4月10日). “アメリカで「26分間苦しむ死刑」が行われている理由”. ハフィントン・ポスト. http://www.huffingtonpost.jp/2014/04/10/lethal-injection-drugs_n_5123169.html 2016年6月9日閲覧。 
  13. ^ John Fauber, Kristina Fiore (2014年2月25日). “Killing Pain: Benzo 'Boost' Can Be Deadly”. MedPage Today. http://www.medpagetoday.com/Psychiatry/Addictions/44479 2014年3月11日閲覧。 
  14. ^ Jan Diehm (2014年4月10日). “アメリカで「26分間苦しむ死刑」が行われている理由”. ハフィントン・ポスト. http://www.huffingtonpost.jp/2014/04/10/lethal-injection-drugs_n_5123169.html 2016年6月9日閲覧。 
  15. ^ a b 石郷岡純 2009.
  16. ^ 日本神経学会(監修)『てんかん治療ガイドライン2010』医学書院、2010年。ISBN 978-4-260-01122-8
  17. ^ 同『てんかん治療ガイドライン2010』102頁。
  18. ^ 日本うつ病学会; 気分障害のガイドライン作成委員会 (2012-07-26) (pdf). 日本うつ病学会治療ガイドライン II.大うつ病性障害2012 Ver.1 (Report) (2012 Ver.1 ed.). 日本うつ病学会、気分障害のガイドライン作成委員会. pp. 16-17、37. http://www.secretariat.ne.jp/jsmd/mood_disorder/img/120726.pdf 2013年1月1日閲覧。. 
  19. ^ 厚生労働科学研究班および日本睡眠学会ワーキンググループ編; 気分障害のガイドライン作成委員会 (2013年6月25日初版) (pdf). 睡眠薬の適正な使用と休薬のための診療ガイドラインー出口を見据えた不眠医療マニュアル (Report) (2013年10月22日改訂版(医療従事者向けの記述が削除された版) ed.). 日本うつ病学会、気分障害のガイドライン作成委員会. http://www.jssr.jp/data/pdf/suiminyaku-guideline.pdf 2014年3月20日閲覧。. 
  20. ^ 井澤志名野 2009.
  21. ^ デイヴィッド・ヒーリー『ヒーリー精神科治療薬ガイド』田島治、江口重幸監訳、冬樹純子訳、みすず書房、2009年7月、第5版、24-25頁。ISBN 978-4-622-07474-8、Psychiatric drugs explained: 5th Edition
  22. ^ a b c 村崎充邦 2009.
  23. ^ a b 松下正明(総編集)「IV 国際向精神薬条約」『薬物・アルコール関連障害』編集:牛島定信、小山司、三好功峰、浅井昌弘、倉知正佳、中根允文、中山書店〈臨床精神医学講座8〉、1999年6月、109-123頁。ISBN 978-4521492018


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