バキュームダイヤフラム
ATの機械式油圧制御方式において、エンジントルクに比例した油圧を作り出すため、エンジントルクの代用特性であるインテークマニホールド負圧から、それに比例したプッシュロッド押力を発生する装置。構造は、薄い布にゴムをコーティングしたダイヤフラムを中央にして、右側の部屋にはインテークマニホールド負圧を加え、コイルスプリングで左方向の与圧をあらかじめ加える。左側の部屋ではプッシュロッドをダイヤフラムに当ててセットし、もう片方を調圧バルブの端面に当てている。プッシュロッド押力=スプリング力-(負圧×ダイヤフラム面積)となり、その力がバルブに作用して、比例した油圧がつくられる。
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