ハドロンのバリオン数
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/04/27 05:39 UTC 版)
「色荷」も参照 クォークは強い相互作用によって結びつき、ハドロンを形成する。ハドロン全体のバリオン数は、構成するクォークのバリオン数の和になる。 ハドロンを構成するクォークは "赤"・"緑"・"青"のいずれかの色荷(カラー)を持つが、ハドロン全体としては全色荷はゼロ('白')でなければならないという制約がある(色の閉じ込め)。そのため、通常のハドロンは大きく分けて以下の3種類である: ある色カラーのクォークと、対応する反カラーの反クォークによる中間子。バリオン数は0である。 それぞれ異なるカラーの三つのクォークによるバリオン。バリオン数は+1である。 それぞれ異なるカラーの三つの反クォークによる反バリオン。バリオン数は−1である。 なお、バリオンにクォークおよび反クォークの対が追加された異種ハドロンの存在が予想されている。
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