ハイパーグラフの頂点被覆
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/22 03:31 UTC 版)
「頂点被覆」の記事における「ハイパーグラフの頂点被覆」の解説
頂点被覆はハイパーグラフにも自然に一般化でき、単に「ハイパーグラフの頂点被覆」とも呼ばれるが、ヒッティングセット (hitting set) という呼び方が一般化している。また、組合せ論的には横断 (transversal) とも呼ぶ。さらに言えば、ヒッティングセットと集合被覆は等価である。 形式的には、ハイパーグラフ H=(V,E) は頂点集合 V とハイパーエッジ集合 E から成る。集合 S ⊆ V がヒッティングセットとなるのは、全てのハイパーエッジ e ∈ E について S ∩ e ≠ ∅ が成り立つ場合である。計算問題としての「最小ヒッティングセット」と「ヒッティングセット問題」はグラフの場合と同様に定義される。 なお、ハイパーエッジの最大サイズが2のハイパーグラフは普通のグラフと同じである。ハイパーエッジの大きさを d までに制限すると、最小d-ヒッティングセットを求める問題にはd-近似アルゴリズムがある。
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