ノルマルブチルアルデヒドとは? わかりやすく解説

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ブチルアルデヒド

(ノルマルブチルアルデヒド から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/11/10 18:52 UTC 版)

ブチルアルデヒド
識別情報
CAS登録番号 123-72-8
KEGG C01412
特性
化学式 C4H8O
モル質量 72.11
外観 無色液体
密度 0.8
融点

-99

沸点

85

特記なき場合、データは常温 (25 °C)・常圧 (100 kPa) におけるものである。

ブチルアルデヒド (butyraldehyde) は有機化合物でアルデヒドの一種。構造的にブタンの誘導体にあたる。メチルエチルケトンの構造異性体である。IUPAC名は ブタナール (butanal)。ノルマルブチルアルデヒドとも言う。可燃性の無色の液体で、甘酸っぱい焦げたような刺激臭を持つ。ほとんどの有機化合物と任意の割合で混ざり合う。引火点は −7 ℃、自己発火点は 230 ℃ である。

1-ブタノール脱水素化クロトンアルデヒド水素化プロピレンヒドロホルミル化などの方法で合成される。

空気と混ざると、酸化されて酪酸を生成する。

ブチルアルデヒドを水素化するとブタノール(1-ブタノール)が、アルドール反応後水素化すると2-エチルヘキサノールが得られる。

日本の悪臭防止法では、特定悪臭物質に指定されている。消防法に定める第4類危険物 第1石油類に該当する[1]

脚注

  1. ^ 法規情報 (東京化成工業株式会社)

参考文献

  • Merck Index, 11th Edition, 1591.



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