ニアス宗教観
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/07/12 18:30 UTC 版)
ニアス独自の宗教観も残している。ニアスの伝統的な宗教は、天神ロワランギ(Lowalangi)(善神、弟神)、地神ラトーレ・ダノ(Lature Danö)(悪神、兄神)の二神を中心に展開され、各地にバリエーションがある。また、多くの神々が存在する。地震に関係する神としては、ロワランギの妻シレウェ・ナザラタ(Silewe Nazarata)がおり、地震は彼女が世界の輪を蛇に変えたためにおきるようになったとされる。かつてシレウェ・ナザラタを中心に宗教集団が作られ、儀礼などが行われていた。1935年12月28日、バトゥ諸島テロ島を中心とする大地震が起きた際には、人々は地下に住む蛇神ラトーレ・ダノを畏怖して祈ったとの記録も残っている。
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