ナラトロジーと物語
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/06/19 13:26 UTC 版)
近代以降の文学理論における物語論(ナラトロジー)の観点からは、筋としてまとめられる言説のことを、広く「物語」と捉える傾向がある。これらは、いわゆる「ナラティブ」の概念の影響を受けた物語研究と考えられる。文学研究の分野では、更に細分化して、「物語言説」「物語内容」「語り」などの視点から取り上げられる。また「プロット」、「ストーリー」、「語り手」と絡めて分析されることも多い。 これらの概念は上述の古典の「物語作品」にあてはめて分析され、有益な結果を生むこともある。それゆえに、古典の「物語」と近現代以降の「物語」の概念の混同が進んだとも考えられる。ただし分析可能であることと、同一の概念であることには差があるため、注意が必要である。
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