ドヴァイタードヴァイタ(ベーダーベーダ)
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「ヒンドゥー哲学」の記事における「ドヴァイタードヴァイタ(ベーダーベーダ)」の解説
ドヴァイタードヴァイタは13世紀アーンドラ地方のヴィシュヌ派哲学者ニンバールカによって提議された。この哲学によれば存在の範疇は三つある、つまりブラフマン、霊魂、物質である。霊魂と物質はブラフマンとは異なる性質・能力を持つためブラフマンと区別される。ブラフマンは独立して存在するが、霊魂と物質は他のものに依存して存在する。そのため霊魂と物質は離れてはいるが他に依存するような存在をもっている。さらに、ブラフマンは支配者であり、霊魂は享受する者であり、物質は享受されるものだとされる。また、信仰の最高の対象はクリシュナとその配偶者ラダであり、数千のゴピつまりウシ飼い女を伴っているという。また、祈禱は克己心より成るとされる。
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