テーラーホブソンとは? わかりやすく解説

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テーラーホブソン

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2016/09/27 05:00 UTC 版)

テーラーホブソンTaylor Hobson[1]はイギリスの精密測定機メーカー。元は光学機器メーカーであり、映画用レンズ、軍用光学機器の他リード用など一般カメラ用レンズを製作していた。

  • 1886年 - 光学設計者のトーマス・テーラー(Thomas Smithies Taylor )と技術者のウィリアム・テーラー(William Taylor )兄弟が"T.S. and W. Taylor"設立。光学レンズを製造する。
  • 1887年 - ホブソン(W.S.H Hobson )が加わりテーラー、テーラーホブソン(Taylor,Taylor&Hobson )となる。
  • 1893年 - T. Cooke & Sons(en:T. Cooke & Sons)からのトリプレットのライセンスにより「クック・トリプレット」を発売。
  • 1905年 - ウィリアム・テーラーが風洞実験に基づきゴルフボールのディンプルについて加工特許を取得。
  • 1920年 - 設計者ホレース・ウィリアム・リー(Horace William Lee )が、現在一般的な変形ガウス型レンズ構成の元祖となるオピック(Opic )発明。
  • 1920年代後半 - スピード・パンクロ(Speed Panchro )F2を発明。
  • 1941年 テーラーホブソンの開発者リーズン博士により世界初の触針式表面粗さ測定機「タリサーフ1」と中心線平均粗さCLA(現在のISO/JIS規格パラメータRaのオリジナル)が誕生。
  • 1949年 世界初の回転触針式真円度測定機「タリロンド1」を発明。
  • 1946年 Rank Organization(ランク社)の傘下となり、「ランク・テーラーホブソン」となる。
  • 1973年 超高精度真円度測定機タリロンド73を発表。各国の国家標準機として稼動中。
  • 1988年 ゴードン・H・クックがアカデミー賞(ゴードン・ソイヤー賞)を受賞。
  • 1998年 テーラーホブソンのレンズ製造部門がCooke Opticsとして独立。テーラホブソンは精密加工、測定分野に特化した。
  • 2004年 アメテック社の傘下となり、「アメテックテーラーホブソン」となる。

脚注

  1. ^ 日本法人表記に従う。

テーラーホブソン

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/04 02:39 UTC 版)

ライカマウントレンズの一覧」の記事における「テーラーホブソン」の解説

テーラーホブソンが製造したレンズ。 スピードパンクロ(Speed Panchro )35mmF2 キネタール(Kinetal )50mmF1.8 クックアモタル2inch(Cooke Amotal 2inch )50mmF2 - レンズに「"Made in Italy for Taylor & Hobson"」と刻印されている。元々はベル・ハウエル販売していたFoton装着されていたレンズだった。しかし1950年Foton製造打ち切られ鏡胴取り付けられていないレンズ多く残ってしまった。それらをイタリア送って鏡胴取り付け製品化したもの当該レンズである。仕上げの悪い鏡胴取り付けられているので距離計連動精度史上最低とも言われるが、光学的性能悪くなく画質良いレンズである。ニューヨークの「ピアリス・カメラ」がLEICA Ⅲf装着して販売した。 テーラーホブソン2inch(Taylor Hobson 2inch)50mmF2 - リード標準レンズである。

※この「テーラーホブソン」の解説は、「ライカマウントレンズの一覧」の解説の一部です。
「テーラーホブソン」を含む「ライカマウントレンズの一覧」の記事については、「ライカマウントレンズの一覧」の概要を参照ください。

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