チャールズ・レノックス (第2代リッチモンド公爵)とは? わかりやすく解説

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チャールズ・レノックス (第2代リッチモンド公爵)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/10/26 02:54 UTC 版)

チャールズ・レノックス
Charles Lennox
第2代リッチモンド公
在位 1723年 - 1750年

出生 (1701-05-18) 1701年5月18日
イングランド王国サセックス州グッドウッド・ハウス英語版
死去 (1750-08-08) 1750年8月8日(49歳没)
イングランド王国サリー州ゴダルマイング英語版
配偶者 サラ・カドガン英語版
子女 一覧参照
家名 レノックス家
父親 初代リッチモンド公チャールズ・レノックス
母親 アン・ブルデネル
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第2代リッチモンド公

第2代リッチモンド公爵チャールズ・レノックス: Charles Lennox, 2nd Duke of Richmond, KG, KB, PC, FRS1701年5月18日 - 1750年8月8日)は、イギリス政治家貴族

経歴

1701年5月18日、初代リッチモンド公爵チャールズ・レノックスとその妻アン(ブルデネル卿フランシス・ブルデネルの娘)の唯一の男子としてサセックス州グッドウッド・ハウス英語版に生まれる[1]

王立近衛騎馬連隊英語版に入隊した[2]。軍では少将まで昇進した[3]

1722年から1723年にかけてはチチェスター選挙区英語版から選出されて庶民院議員を務める。1723年5月27日に第2代リッチモンド公爵位を継承した[2]

1724年2月には王立協会フェローとなる[4]。同年から1725年にかけてフリーメイソンイングランド・首位グランドロッジ英語版のグランドマスターに就任した[5]。フランスでのフリーメイソン活動の支援に尽力した[6]

1726年から1735年まで寝室侍従長英語版を務めた[2]1735年から1750年まで主馬頭を務めた[2]。1735年に枢密顧問官に列する[2]

1739年に創設された捨子養育院英語版の初代総裁の1人だった[7]

1750年には王立近衛騎馬連隊の名誉連隊長に就任[2]。王立協会や考古協会との関係が深く、晩年には考古学協会の会長を務めた[8]。所領の一角に動物を収集し、動物園を無料公開した[8]

1750年8月8日にサリー州ゴダルマイング英語版で死去した[2]。爵位は生存している最年長男子のチャールズ・レノックスが継承した。

栄典

爵位

勲章

家族

1719年に初代カドガン伯爵ウィリアム・カドガンの娘サラ英語版と結婚し、彼女との間に12子を儲けた。この結婚は彼らの両親のギャンブルの掛け金の相殺で決まったものだった[8]

  • 第1子(長女)ジョージアナ・キャロライン・レノックス(1723年 - 1774年) - 初代ホランド男爵ヘンリー・ホランドと結婚。
  • 第2子(長男)チャールズ・レノックス(1724年) - マーチ伯爵(儀礼称号)。早世
  • 第3子(次女)ルイーザ・マーガレット・レノックス(1725年 - 1728年) - 早世
  • 第4子(三女)アン・レノックス(1726年 - 1727年) - 早世
  • 第5子(次男)チャールズ・レノックス(1730年) - マーチ伯爵(儀礼称号)。早世
  • 第6子(四女)エミリア・メアリー・レノックス英語版(1731年 - 1814年) - 初代リンスター公爵ジェイムズ・フィッツジェラルド、ついでウィリアム・オギルヴィと結婚
  • 第7子(三男)チャールズ・レノックス(1735年 - 1806年) - 第3代リッチモンド公爵位を継承。
  • 第8子(四男)ジョージ・レノックス英語版(1737年 - 1805年) - 陸軍軍人
  • 第9子(五女)マーガレット・レノックス(1739年 - 1741年) - 早世
  • 第10子(六女)ルイーザ・オーガスタ・レノックス英語版(1743年 - 1821年) - トマス・コノリーと結婚。
  • 第11子(七女)サラ・レノックス英語版(1745年 - 1826年) - 第6代準男爵チャールズ・バンバリーと結婚
  • 第12子(八女)セシリア・レノックス(1750年 - 1769年)[5]

脚注

注釈

出典

  1. ^ Lundy, Darryl. “Charles Lennox, 1st Duke of Richmond” (英語). thepeerage.com. 2015年9月1日閲覧。
  2. ^ a b c d e f g h i Lundy, Darryl. “General Charles Lennox, 2nd Duke of Richmond” (英語). thepeerage.com. 2015年9月1日閲覧。
  3. ^ 森護 1987, p. 196.
  4. ^ Lists of Royal Society Fellows”. The Royal Society. 2006年12月15日閲覧。
  5. ^ a b Heraldic Media Limited. “Richmond, Duke of (E, 1675)” (英語). Cracroft's Peerage The Complete Guide to the British Peerage & Baronetage. 2015年9月28日閲覧。
  6. ^ Audrey T. Carpenter, John Theophilus Desaguliers: A Natural Philosopher, Engineer and Freemason in Newtonian England, Continuum, 2011, pp199-207
  7. ^ (英語) A Copy of the Royal Charter Establishing an Hospital for the Maintenance and Education of Exposed and Deserted Young Children. p. 3. https://books.google.com/books?id=OX1bAAAAQAAJ&pg=PA3 
  8. ^ a b c 森護 1987, p. 197.

参考文献

グレートブリテン議会英語版
先代
サー・トマス・ミラー
ヘンリー・ケルサル
チチェスター選挙区英語版
選出庶民院議員

1722年 – 1723年
同一選挙区同時当選者
サー・トマス・ミラー
次代
サー・トマス・ミラー
ウィリアム・ボークラーク卿
軍職
先代
第7代サマセット公爵
王立近衛騎馬連隊英語版名誉連隊長
1750年
空位
次代の在位者
サー・ジョン・リゴンアー英語版
フリーメイソン
先代
第2代バクルー公爵
イングランド・首位グラッドロッジ
グランドマスター英語版

1724年 – 1725年
次代
ペイズリー卿
公職
先代
第2代スカーバラ伯爵
主馬頭
1735年 – 1750年
次代
空席
イングランドの爵位
先代
チャールズ・レノックス
第2代リッチモンド公爵
第3期
1723年 – 1750年
次代
チャールズ・レノックス



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