ダンガリーとデニムの対比
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/17 00:25 UTC 版)
「ダンガリー」の記事における「ダンガリーとデニムの対比」の解説
ダンガリーは、広義のデニムの下位分類とされることもあり、その場合は、最も一般的な青いデニムのことを指す。典型的なものは、経糸(縦糸)だけが伝統的な染料であるインディゴであらかじめ染色されており、緯糸(横糸)は染めていない白色を用い、独特の淡い風合いの生地となる。この狭義のダンガリーと対照的とされる狭義のデニムは、逆に経糸の方が染められていないものを指すとされるが、両者の対比については、両者が綾織りの糸使いにおいて対称的であるとするところは一致しているものの、経糸と緯糸をまったく逆に入れ替えた説明がされることもある。その場合、経糸より緯糸が細いとも説明されることがある。なお、広義のデニムには、いずれの糸も染められていないもの(生成り)、織り上げてから布を染めるものなども含まれる。 また、デニムは三つ綾 (2/1) ないし四つ綾 (3/1) の綾織の場合もある。伝統的なダンガリーがどのようなツイルのタイプであったかは、はっきりしていない。 狭義のダンガリーは、狭義のデニムに比べて薄手で軽い風合いとなるため、今日では狭義ではダンガリーではないデニム生地でも、薄手で軽いものをダンガリーとして扱うことが多い。
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