ダグ・ラッセルとは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > 百科事典 > ダグ・ラッセルの意味・解説 

ダグ・ラッセル

(ダグラス・ラッセル から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/11/26 08:41 UTC 版)

ナビゲーションに移動 検索に移動
ダグラス・ラッセル
選手情報
フルネーム ダグラス・アルバート・ラッセル
国籍 アメリカ合衆国
泳法 バタフライ背泳ぎ個人メドレー
生年月日 (1946-02-20) 1946年2月20日(73歳)
生誕地 ニューヨーク州ニューヨーク市
身長 173cm
体重 68kg
テンプレートを表示
ダグ・ラッセル・プール

ダグラス・アルバート・ラッセル: Douglas Albert Russell1946年2月20日 - )は、アメリカ合衆国の元競泳選手。

経歴

ニューヨーク市に生まれた後[1]テキサス州ミッドランドに転居し、同地で育った。ミッドランド高校在学中に競泳をはじめた。当時はミッドランド市が1962年に新設した「アラモ」という50メートルプールで泳いでいたが、このプールはのちに「ダグラス・ラッセル・スイミング・プール」に改称された[2]。高校時代はバタフライ、背泳ぎ、個人メドレーいずれも得意とする、オールラウンド型の選手だった。当時の他の選手は、ラッセルを「手ごわいライバル」と表現し、勝つのが難しい相手だったからこそ、その周囲の選手はベストを尽くすようになったとふりかえっている[3]

進学先のテキサス大学アーリントン校ではドン・イースターリングがコーチを務める競泳・飛び込みチーム「UTアーリントン・マーベリックス」に所属し、全米大学体育協会 (NCAA) の大会などに出場した[4]。同校のキャンパスには、彼にちなんで「ダグ・ラッセル・パーク」と命名された一画がある。1967年のパンアメリカン競技大会では、200メートル個人メドレーで金メダルを獲得。翌年にはNCAA全米選手権の100ヤードバタフライや、アマチュア運動連合 (AAU) 全米大会の100メートルバタフライで優勝した[4]

1968年のメキシコシティオリンピックでは、男子100メートルバタフライで、本命のマーク・スピッツを破り金メダルを獲得。同種目はメキシコシティ五輪から正式種目に取り上げられたため、ラッセルは初の金メダリストとなった。また、4×100メートルメドレーリレーにもアメリカ代表のひとりとして出場し、2つ目の金メダルを獲得した。ラッセルがバタフライ、チャーリー・ヒックコックスが背泳ぎ、ドン・マッケンジーが平泳ぎ、ケン・ウォルシュが自由形を泳いだアメリカ代表チームは、決勝で3分54秒9という世界新記録を樹立した。

1985年、競泳選手として国際水泳殿堂に殿堂入りを果たした[4]

脚注

  1. ^ Lohn, John (2010). Historical Dictionary of Competitive Swimming. Lanham, MD: Scarecrow. pp. 128. https://books.google.com/books?id=RWLKhp7HEkMC&lpg=PP1&pg=PR4#v=onepage&q&f=false. 
  2. ^ Midland City Dept of Parks Swimming Pools Archived May 12, 2008, at the Wayback Machine.. Retrieved July 22, 2008.
  3. ^ T Paton About the Author. Retrieved July 22, 2008.
  4. ^ a b c International Swimming Hall of Fame, Honorees, Douglas Russell (USA). Retrieved September 28, 2012.

外部リンク

記録
先代:
トムソン・マン
男子100m背泳ぎ
世界記録保持者(長水路)

1967年8月28日
次代:
チャールズ・ヒックコックス
先代:
マーク・スピッツ
男子100mバタフライ
世界記録保持者(長水路)

1967年8月29日 – 1967年10月7日
次代:
マーク・スピッツ



英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  
  •  ダグ・ラッセルのページへのリンク

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「ダグ・ラッセル」の関連用語

ダグ・ラッセルのお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



ダグ・ラッセルのページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのダグ・ラッセル (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS