ターニングラジアスゲージ
車輸の実舵角を測定するための角度計をいう。通常、操舵車輪にはキングピン傾斜角、キャスター角、キングピンオフセットなどが設定してあり、操舵したときタイヤ接地点は複雑な動きをする。この動きを吸収して、実舵角を測定するために、ラジアスゲージは、土台とその台に対して前後左右に自由に動くタイヤを載せる円盤および角度を測定する指針よりなる。この指針は円盤の中心とともに動くが、回転せず土台に対して平行移動のみ行い、指針の位置と円盤上に設けられた角度目盛りから実舵角を読み取ることができる。最近は、角度の読み取りに電子装置を使うものも多い。
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