タイムカプセルそのものに対する批判
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/23 16:48 UTC 版)
「タイムカプセル」の記事における「タイムカプセルそのものに対する批判」の解説
タイムカプセルには未来の人類に対するメッセージとしての夢もある一方、批判も少なからず存在している。 歴史学者ウィリアム・ジャーヴィス(William Jarvis)は「こうして意図的に作られたタイムカプセルは役立つ歴史的資料を残さない」と述べている。これに対し、突然の火山噴火によって埋もれたポンペイ遺跡のような「意図せざるタイムカプセル」は、暮らしぶりを描いた壁画や家々の壁に書かれた選挙の候補者を宣伝する落書き、家財道具、いろりに放置された食べ物、灰に埋まった人の跡にできた空洞など、古代ローマの日常生活について知る手がかりが豊富に残されている。歴史家の中には、作った人の日常生活が分かるもの、たとえば日記帳、スナップ写真、書類などを入れればタイムカプセルの歴史的価値が上がるだろうと示唆している者もいる。
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