ソルリのハールヴダン王殺害
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2018/04/28 06:07 UTC 版)
「ソルリの話」の記事における「ソルリのハールヴダン王殺害」の解説
デンマークの王はハールヴダン(Halfdan)と呼ばれており、彼はロスキレ(フローイスケルダ(Hróiskelda))に居住し、大フウェズナ(Hvedna)と結婚していた。彼らの息子はホグニ(Högni)とハーコン(Hakon)と名づけられた。2人は卓越した戦士であった。 デンマークで着いたソルリは素晴らしいロングシップを見た。その船こそ、ハルフダン王が王室の会合に出席するために乗ろうとしていたものだった。ソルリの船首楼大将セーヴァル(Sævar)がホグニとハーコンに関して警告したにもかかわらず、ソルリは王を殺してその素晴らしい船を自分の物にすると決めた。ハルフダンは勇ましく戦ったが殺害された。そしてソルリは竜船と共に出航し去った。 後でソルリは、ホグニが長旅から戻ってオーデンセに停泊したことを知った。それから彼は、ホグニに会って彼にその父の最期について話すべく出航した。彼はホグニとハーコンに和解と賠償金を提示し、家族同様の同胞になりたいと申し出たが、2人の兄弟はそれのどれも受けなかった。ハーコン、セーヴァルとエルリングが死ぬ戦いの後、ついにソルリも倒れた。しかしながら、ホグニはソルリを癒やさせて、兄弟の誓約を交わした関係となることに同意した。 しばらくしてから、ソルリは東の地方で死に、その出来事は詩に残された。ホグニがこのことを知ると、東の地方へ行き、多くの勝利を得て、最終的に、20人の王を封臣として従える、その地の王になった。彼はフィンランド人の土地からパリにまでその名を聞こえさせた。
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