スピードダイス
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/10/30 13:59 UTC 版)
「モノポリー世界選手権」の記事における「スピードダイス」の解説
スピードダイスは2008年からアメリカで発売されたモノポリーに導入された時間短縮用のオプションルールで、通常のサイコロとは別に3個目の「スピードダイス」と呼ばれる赤いサイコロを使う。スピードダイスには「1」「2」「3」の目に加え、「ミスターモノポリー」の絵柄が2面、「バス」の絵柄が1面ある。配置は1の裏が2、1の右隣に3がありその裏がバス、残りの2面がミスターモノポリーである。 1周目はサイコロ2つを振るが、2周目(GOマスに到達した次の番)からサイコロ2つに加え、スピードダイス1個も同時に振らなければならない。 「ミスターモノポリー」が出た場合はまず残り2つのサイコロの出目の数で移動し、なおかつまだ購入されていないマスで最も近いところに進み、購入か競売を選ぶ。ただし、全てのマスが売り切れている場合、現在自分の駒のあるマスから最も近い他のプレーヤーのレンタル料を支払うマスに進み、レンタル料を支払う。(全て抵当の場合は移動しない) 「バス」が出た場合は2つのサイコロの出目のうち、サイコロ2つの合計の数以外に片方のみの出目を選ぶこともできる。例えば、「1」「2」と「バス」が出ると、「1+2=3」以外に「1」または「2」をプレーヤーが選ぶことができる。 サイコロ2個とスピードダイス1個の全てが同じ数字の場合(例:「1」「1」と「1」)は、ボード上の任意の場所に進める。(例:「刑務所へ行け」のマスに進み、刑務所に入る) サイコロ2個とスピードダイス1個の全ての出目が数字であるが、全てが同じものでない場合、3個の合計の数で移動する。(例:「5」「6」と「3」だと14マス進む) 刑務所にいて刑務所から出ない宣言をした場合はスピードダイスを使用せずサイコロ2個のみを使用する。 サイコロ2個が同じ数字の場合はゾロ目となり(このときスピードダイスの出目および効果は含まない)、移動後にもう1度サイコロを振れるが、サイコロ2個のうち1個とスピードダイス1個が同じ数(例:「1」「6」と「1」)またはサイコロ2個とスピードダイス1個の全てが同じ数字(例:「1」「1」と「1」)の場合はゾロ目とならない。 チャンスカードの「次の水道会社か電力会社に進む」を引いて所有者がいた場合はサイコロ2個とスピードダイス1個を振ってレンタル料を決める。(なお、バスとミスターモノポリーは0の出目として扱われる) なお、スピードダイスはこれまで日本で発売されているモノポリーには入っておらず、日本選手権でも使われていない。
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