スッポンの起源
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/06/15 01:55 UTC 版)
「カッパケリス・オオクライ」の記事における「スッポンの起源」の解説
カッパケリス・オオクライが発見されるまで、福井県勝山市とウズベキスタンで発見された1億1千万年前の化石が世界最古のスッポンと考えられてきたが、いずれもカッパケリス・オオクライに見られるようなカメの特徴はなかったため、スッポン科は1億1千万年ほど前のアジアに突然出現したとされてきた。しかしカッパケリス・オオクライの発見によってスッポン科の起源が少なくとも2千万年ほどさかのぼることになった。カッパケリス・オオクライは鱗がないことや甲羅表面の彫刻が強いという点ではスッポン科だが、スッポンにはない縁板が残っていたため(スッポンの場合軟骨に置き換わっている)、通常のカメからスッポン科が分かれたころの中間的な種(ミッシングリンク)だと考えられている。
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