ジョン・ホイットマン (言語学者)とは? わかりやすく解説

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ジョン・ホイットマン (言語学者)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/08 08:34 UTC 版)

ジョン・ブラッドフォード・ホイットマンジョン・ブラッドフォード・ホイットマン
人物情報
生誕 1954年????
アメリカ合衆国 ボストン
出身校 ハーバード大学
学問
研究分野 言語学(日本語学・朝鮮語学)
研究機関 コーネル大学
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ジョン・ブラッドフォード・ホイットマンJohn Bradford Whitman1954年生まれ)は、アメリカ合衆国言語学者コーネル大学教授、国立国語研究所名誉教授。日本語の歴史的研究で知られる。

経歴

ホイットマンはボストンに生まれ、ハーバード大学で日本語を学んだ。1980年に筑波大学に留学して、修士の学位を取得した。帰国後、日本語と朝鮮語比較言語学的研究によって1985年にハーバード大学の博士の学位を得た。ホイットマンの博士論文は、サミュエル・マーティンが1966年に発表した日本語と朝鮮語の音対応を大きく発展させたことで知られる[1]

1987年からコーネル大学で教え、言語学学科長をながく務める[2]。また、2011年より2015年まで国立国語研究所の教授を併任した[2]

主な著作

ホイットマンは博士論文以来、日本語と朝鮮語の音対応をアクセントを考慮してより厳密に提示した。

  • Whitman, John (1990), “A Rule of Medial -r- Loss in Pre-Old Japanese”, in Baldi, Philip, Linguistic Change and Reconstruction Methodology, Mouton de Gruyter, pp. 511-545, ISBN 3110119080 

またビャーケ・フレレスビッグとともに日本祖語の再構に関する書物を編集した。この中で日本祖語の7母音説を唱えたほか、動詞活用の起源についても新説を述べている。

  • Frellesvig, Bjarke; Whitman, John, ed. (2008), Proto-Japanese: Issues and Prospects, John Benjamins, ISBN 9789027248091 

ほかに語順などに関する言語類型論的な研究も行っている。

脚注

  1. ^ The phonological basis for the comparison of Japanese and Korean. Ph.D. dissertation, Harvard University. (1985) 
  2. ^ a b ホイットマン ジョン (Whitman John) - マイポータル - researchmap

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