ヨセフスの問題
ヨセフスの問題(ヨセフスのもんだい、英: Josephus problem)は、数論的な問題であるが、ストーリー仕立であるといった点は数学パズル的でもある。ジョセファスの問題とも。アプローチにもバリエーションがある。
ヨセフスの問題は、ヘゲシッポスを名乗った人物(便宜上偽ヘゲシッポスと呼ばれる)[1]が紀元370年ごろに『ユダヤ戦記』(フラウィウス・ヨセフス)をもとに書いた次のような問題が起源とされている。
この話はヨセフスの『ユダヤ戦記』を見ると、「ヨセフスの問題」方式をとったこと以外はそのままだという[2]。
17世紀ごろの書による。これも「ヨセフスの問題」とよばれることが多い。
「あるとき、キリスト教徒15人と異教徒であるトルコ人15人の乗る船が難破した。積荷を捨てて船を軽くしたが、まだ危険であった。ここで、船長は、15人は犠牲となって海に飛び込んでほしいといい、乗客を次のように輪に並べた。まず、キリスト教徒13人、トルコ人15人を環状に並べ、船長が数えて9人目ごとに海へ身を投じることとした。そして、うまく並べキリスト教徒全員を助けた。」
日本では、同様な話を、「継子算法」とか「ままこ立て」と呼んでいる。室町時代の本の中に、鎌倉末期に編纂したものと考えられている『吾妻鏡』をもとに、「西行法師が、源頼朝からもらった銀の眠り猫を、頼朝邸の門前で遊んでいた子に『継子算法』の要領であげてしまった」と載っている。『徒然草』(兼好法師)や、『塵劫記』(吉田光由)にあるほか、関孝和も研究したことが伝わっている。考案者は不明。
まず、トルコ人とキリスト教徒の問題
日本での「ままこ立て」
解法
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