ジャパン・ブルース&ソウル・カーニバルとは? わかりやすく解説

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ジャパン・ブルース&ソウル・カーニバル

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/07/12 08:49 UTC 版)

ジャパン・ブルース&ソウル・カーニバル
Japan Blues & Soul Carnival
イベントの種類 ブルース・フェスティバル
通称・略称 ブルースカーニバル
開催時期 5月下旬、7月
初回開催 1986年
会場 日比谷野外音楽堂東京都千代田区)他
主催 M&Iカンパニー
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ジャパン・ブルース&ソウル・カーニバル(Japan Blues & Soul Carnival)とは、1986年に始まった日本では最も息の長いブルースフェスティバル。東京では日比谷野外音楽堂などで開催され、例年全国各地の公演も組まれている。ジャパン・ブルース・カーニバルとしてスタートしたが、2006年、音楽性の幅を持たせる意味で現在の名前に変更された。主催は、M&Iカンパニー。5月末ごろの開催が定着しているが、1986年~1988年、2006年、2007年については7月に開催されている。

フェスティバルの歴史と出演者

同カーニバルで来日した主なアーティストは、バディ・ガイオーティス・ラッシュアルバート・コリンズB.B.キングルーファス・トーマスクラレンス・"ゲイトマウス"・ブラウンドクター・ジョンアール・キングジョニー・アダムスアルバート・キングオーティス・クレイなど。

1996年には、同カーニバルで来日したジョニー・"ギター"・ワトソンが、横浜のブルースカフェでの単独公演中に心筋梗塞で倒れ、そのまま他界するという事件があった。また2003年には、ヘッドライナーとして組まれたアイク・ターナーが入国時に麻薬関連の前科を問題にされ、入国を拒否されてしまった(問題にされた容疑は1980年代のもので、1990年代に一度来日した実績もあった)。カーニバルでは、アイクのバンド、キングス・オブ・リズムが主なきまま演奏し、サニー・ランドレスとの競演もみせた。

2008年は、会場となる日比谷野外音楽堂の確保をできなかったとの理由で、初めて開催が見送られた。M&Iカンパニーは、その代わりに「Japan Blues & Soul Carnival 番外編」と銘打ち、10月にネヴィル・ブラザーズの12年ぶりの来日ツアーを企画した。[1]。2009年は、例年通り開催された[2]

2011年も開催が見送られた。2012年は開催されたものの、2013年以降開催されなくなった。

2022年、「TOKYO BLUES CARNIVAL 2022」と題して、10年ぶりに開催されることが発表となった。会場は日比谷野外音楽堂、日本のアーティストのみという形での復活開催となっている[3]。しかしながら、主催者のM&Iカンパニーは2022年末を以て業務を終了しており[4]、2023年以降ジャパン・ブルース&ソウル・カーニバルは開催されていない。

以下日付は、日比谷野外音楽堂のもの。この他、例年、地方公演、単独公演が組まれている。

1986年(第1回)

日程:7月13日(日)

1987年(第2回)

日程:7月19日(日)

1988年(第3回)

日程:7月31日(日)

1989年(第4回)

日程:5月13日(土)、14日(日)

1990年(第5回)

日程:5月12日(土)、13日(日)

1991年(第6回)

日程:5月18日(土)、19日(日)

※当初、ファッツ・ドミノがヘッドライナーとして予定されていたが、アーティストの都合によりキャンセル。ジェイムズ・コットンとアルバート・コリンズが替わりに追加された。

1992年(第7回)

日程:5月30日(土)、31日(日)

1993年(第8回)

日程:5月29日(土)、30日(日)

1994年(第9回)

日程:5月28日(土)、29日(日)

  • B.B.キング
  • ケニー・ニール
  • B.B.&スクリーミング・ブッダ・ヘッズ
  • 憂歌団
  • 吾妻光良 & The Swinging Boppers

1995年(第10回)

日程:5月20日(土)、21日(日)

  • バディ・ガイ
  • オーティス・ラッシュ
  • クリス・デュアーテ
  • 菊田俊介&フレンズ
  • ジロキチ・オールスターズ

1996年(第11回)

日程:5月18日(土)、19日(日)

※ワトソンは、日比谷野音の週末を目前にした5/17金曜日の横浜公演中に急病で倒れたため、野音には出演していない。

1997年(第12回)

日程:5月24日(土)、25日(日)

1998年(第13回)

日程:5月23日(土)、24日(日)

1999年(第14回)

日程:5月29日(土)、30日(日)

※第1回から皆勤だった憂歌団が解散し、初めて彼ら抜きとなった。

2000年(第15回)

日程:5月27日(土)、28日(日)

2001年(第16回)

日程:5月26日(土)、27日(日)

2002年(第17回)

日程:5月25日(土)、26日(日)

2003年(第18回)

日程:5月25日(日)

2004年(第19回)

日程:5月23日(日)

2005年(第20回)

日程:6月4日(土)、5日(日)

2006年(第21回)

日程:7月23日(日)

2007年(第22回)

日程:7月22日(日)

2008年

  • 会場が確保できなかったため、開催は見送られた。

Japan Blues & Soul Carnival番外編;JCBホール

日程:10月28日(火)、29日(水)

2009年(第23回)

日程:5月24日(日)

2010年(第24回)(25周年記念スペシャル)

日程:5月29日(土)、30日(日)

2011年

  • 開催されていない。

2012年(第26回)

日程:5月26日(土)、27日(日)

2022年

日程:5月29日(日)

司会

  • 後藤ゆうぞう
  • カメリアマキ
  • 石田雄一

後藤ゆうぞうは、自称「日本で唯一のブルース司会者」として、第1回から現在に至るまで司会を務めている。毎年彼がハープの吹き語りで歌う「主催者からのお知らせブルース」(注意事項をブルースに乗せて歌う)や、ブルースクイズ・コーナーは、カーニバルの名物となっている。石田雄一は、第2回目から数年、後藤の相方を務めた。その後、カメリアマキが相方を務める形が定着した。

出典

外部リンク



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