ジャガー_C-X75とは? わかりやすく解説

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ジャガー・C-X75

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/06/23 15:08 UTC 版)

ジャガー・C-X75
ジャガー・C-X75
リアビュー
概要
製造国 イギリス
デザイン Ian Callum
ボディ
ボディタイプ 2ドアクーペ
エンジン位置 リアミッドシップエンジン
駆動方式 全輪駆動
パワートレイン
エンジン ディーゼルマイクロガスタービン2基 (コンセプト)
1.6L ツインチャージャー 直列4気筒 (プロトタイプ)
変速機 ダイレクトドライブ (コンセプト)
7速AT (プロトタイプ)
車両寸法
全長 4,646mm (183インチ)
全幅 2,040mm (80インチ)
全高 1,160mm (46インチ)
車両重量 1,700kg (3,748ポンド)
系譜
先代 ジャガー・XJ220
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ジャガー・C-X75Jaguar C-X75 )はジャガーウィリアムズと提携して開発したコンセプトカーである。

概要

C-X75は2010年パリモーターショーで発表された。この車は将来のジャガーのデザインとテクノロジーを示唆するデザインスタディモデルと発表された[1]。C-X75には4つのYASAモーターが搭載され、1つのモーターにつき1つの車輪を駆動する[2]。また、発電用として、ディーゼル燃料で動くマイクロガスタービンを2基搭載していた[3]

2011年5月、ジャガーはC-X75を2013年から2015年までの間、限定生産することを発表した。生産台数は250台で、マイクロガスタービンの代わりに1.6L ツインチャージャー付き直列4気筒エンジンを搭載する予定だった。製造はウィリアムズ・アドバンスド・エンジニアリングと共同で行われ、モーターのみでの航続距離は50kmとされていた[4][5]。しかし2008年のリーマンショックから成る世界的大不況の影響が続いており、2012年12月にジャガーはC-X75の生産を中止すると発表した。

2013年には5台のプロトタイプが製造され、2015年の映画「007 スペクター」に提供された。[6]

映画「007 スペクター」への登場

007 スペクターに登場したC-X75

C-X75は2015年に公開された映画「007 スペクター」に敵役であるミスター・ヒンクスの愛車として登場し、ジェームズ・ボンドが運転するDB10ローマ市内でカーチェイスを行う。ジャガーは7台のC-X75を提供したが、パワートレインはC-X75のものではなくドライサンプV8エンジンを搭載していた。
この映画に登場したことによってC-X75が再び生産されるのではないかという憶測が生まれたが、JLR特殊車両オペレーションの責任者であるジョン・エドワーズ氏が「この車が登場する機会ではあったが、それが変化を意味するものではない」として、C-X75復活の疑惑を否定した。[7]
また、C-X75が何台存在しているかは定かではない。車の開発に携わったウィリアムズは6台のスタントカーを依頼され7台製造したとWebサイトで述べている。[8]しかし、ジャガーが撮影した写真には6台のC-X75が写っている。[9]C-X75のうちの1台を販売したKaaimans Internationalはスタントカーは4台しか製造されなかったと述べている。[10]また、この車のデザインを務めたイアン・カラム氏は映画のために特別に4台が製造されたと述べており、ジェイソン・バーロウの著書「Bond Cars:The Definitive History」では7台のC-X75があると書かれている。トップギアの記事にも7台のC-X75が製造されたと書かれている。[11]
このように様々な説が存在しており、実際にC-X75のプロトタイプ(または映画のためのスタントカー)が何台製造されたのかは分かっていない。

参照

関連項目

外部リンク


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