ジャイナ教の宇宙の概念
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/08/22 02:04 UTC 版)
「ジャイナ哲学」の記事における「ジャイナ教の宇宙の概念」の解説
ジャイナ教によれば、この世界(ローカ)は創造されたのではない存在であり、永遠に存在しており、本質的に不変であって、始まりもなければ終わりもない。ジャイナ聖典は宇宙の形を自分の足で立ち手を腰につけている人間のように表す。ジャイナ教による宇宙は頂上が狭く、中ほどは広く、底ではまた広くなっている。アーチャーリャのジナセーナのマハープラーナ(Mahāpurāṇa)は以下の引用で有名である: 「 愚か者の中には創造主が世界を創ったのだなどというものがいる。世界は創造されたものだという教えは十分に考えられたものではなく、否定されるべきである。神が世界を創造したのなら、神は創造する以前はどこにいたのか?あなたが神は超越的で何者の支持も必要としないというのなら、神は現在どこにいるのか?素材なしにどうして神がこの世界を創造できようか?あなたが神が最初に原料をつくり、その後に世界を創ったと言うならば、あなたは無限遡及に陥る。 」
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