ジエチレングリコールジメチルエーテルとは? わかりやすく解説

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ジグリム

分子式C6H14O3
その他の名称ダイグライム、Diglyme、2,5,8-Trioxanonane、1,1'-Oxybis(2-methoxyethane)、Diethylene glycol dimethyl ether、ジグリム、Bis(2-methoxyethyl) ether、ジエチレングリコールメチルエーテル、ジメチルジグリコール、Dimethyldiglycol、グリム2、Glyme 2、ジエチレングリコールジメチルエーテル、ジメチルジゴール、Dimethyldigol、2,2'-Oxybis(1-methoxyethane)、Diethylene glycol methyl ether
体系名:1-メトキシ-2-(2-メトキシエトキシ)エタンビス(2-メトキシエチル)エーテル、1,1'-オキシビス(2-メトキシエタン)、2,5,8-トリオキサノナン、2,2'-オキシビス(1-メトキシエタン)


ジグリム

(ジエチレングリコールジメチルエーテル から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/10/06 06:58 UTC 版)

ジグリム
物質名
識別情報
3D model (JSmol)
バイルシュタイン 1736101
ChEBI
ChEMBL
ChemSpider
DrugBank
ECHA InfoCard 100.003.568
EC番号
  • 203-924-4
Gmelin参照 26843
PubChem CID
RTECS number
  • KN3339000
UNII
国連/北米番号 2252 1993
CompTox Dashboard (EPA)
性質
C6H14O3
モル質量 134.18 g·mol−1
示性式 CH3OCH2CH2OCH2CH2OCH3
外観 無色透明の液体[1]
匂い 特異臭[1]
密度 0.937 g/mL
融点 −64 °C (−83 °F; 209 K)
沸点 162 °C (324 °F; 435 K)
混和する
危険性
GHS表示:
Danger
H226, H360
P201, P202, P210, P233, P240, P241, P242, P243, P280, P281, P303+P361+P353, P308+P313, P370+P378, P403+P235, P405, P501
引火点 57 °C (135 °F; 330 K)
関連する物質
関連物質 ジエチレングリコールジエチルエーテル, エチレングリコールジメチルエーテル
特記無き場合、データは標準状態 (25 °C [77 °F], 100 kPa) におけるものである。
 verify (what is  N ?)

ジグリム (diglyme) とは、有機化学で用いられる高沸点の溶媒の一種。別名としてダイグライムジエチレングリコールジメチルエーテルとも呼ばれる。 diglyme は diethyleneglycol dimethyl ether の略。

ジエチレングリコールの2つのヒドロキシ基メチル化した構造を持つ。水、各種アルコール、ジエチルエーテル、各種炭化水素系の溶媒と混和する。

ジグリムは主に化学反応の溶媒として用いられる。金属カチオンにキレート配位して対アニオンを活性化させることができる。そのため、グリニャール試薬や金属ヒドリドなどの金属化合物を反応剤とする場合に反応速度を上げる目的で用いられる。

この溶媒は塩基性に強く、強塩基存在下に加熱しても通常は安定である。

関連化合物

参考文献

  1. ^ a b ジエチレングリコールジメチルエーテル”. 厚生労働省職場のあんぜんサイト (2009年3月30日). 2018年9月23日閲覧。
  • Merck Index 11th ed., 3148.



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