ジェームズ・タヴァーニアー
出典: フリー百科事典『ウィキペディア（Wikipedia）』 (2023/02/23 07:23 UTC 版)
この記事の項目名には以下のような表記揺れがあります。
|
| ||||||
|---|---|---|---|---|---|---|
 レンジャーズFCでのタヴァーニアー （2018年) | ||||||
| 名前 | ||||||
| 本名 | ジェームズ・ヘンリー・タヴァーニアー | |||||
| ラテン文字 | James Tavernier | |||||
| 基本情報 | ||||||
| 国籍 |
 イングランド | |||||
| 生年月日 | 1991年10月31日（31歳） | |||||
| 出身地 | ブラッドフォード | |||||
| 身長 | 182cm[1] | |||||
| 体重 | 75kg | |||||
| 選手情報 | ||||||
| 在籍チーム |
 レンジャーズFC | |||||
| ポジション | DF(RB) | |||||
| 背番号 | 2 | |||||
| 利き足 | 右足 | |||||
| ユース | ||||||
|
ファースリー・セルティック | ||||||
| 2001-2008 |
リーズ・ユナイテッド | |||||
| 2008-2009 |
ニューカッスル・ユナイテッド | |||||
| クラブ1 | ||||||
| 年 | クラブ | 出場 | (得点) | |||
| 2009-2014 |
ニューカッスル・ユナイテッド | 2 | (0) | |||
| 2011 |
→ ゲーツヘッド(loan) | 13 | (0) | |||
| 2011 |
→ カーライル・ユナイテッド(loan) | 16 | (0) | |||
| 2011-2012 |
→ シェフィールド・ウェンズデイ(loan) | 6 | (0) | |||
| 2012 |
→ ミルトン・キーンズ・ドンズ(loan) | 7 | (0) | |||
| 2013 |
→ シュルーズベリー・タウン(loan) | 1 | (0) | |||
| 2013-2014 |
→ ロザラム・ユナイテッド(loan) | 27 | (5) | |||
| 2014-2015 |
ウィガン・アスレティック | 11 | (0) | |||
| 2015 |
→ ブリストル・シティ(loan) | 12 | (3) | |||
| 2015- |
レンジャーズ | 239 | (57) | |||
|
1. 国内リーグ戦に限る。2022年5月31日現在。 ■テンプレート（■ノート ■解説）■サッカー選手pj | ||||||
ジェームズ・ヘンリー・タヴァーニアー（英語: James Henry Tavernier[2]、1991年10月31日 - ）は、イングランドのサッカー選手。ポジションはDF[3][4]。
クラブ歴
ユース
ブラッドフォードに生まれ、ファースリー・セルティックFCの下部組織でサッカーを始めた。2001年にリーズ・ユナイテッドFCの下部組織に移籍、ゴールキーパーからミッドフィールダーにコンバートされた[5]。
ニューカッスル・ユナイテッド
2008年にニューカッスル・ユナイテッドFCに移籍。2009年9月22日に行われたEFLカップでフル出場し選手初出場を記録した[6]。
2011年1月7日にカンファレンス・プレミア所属のゲーツヘッドFCにチームメイトのヨアン＝シムン・エドムンドソンとともに28日間の期限付き移籍[7]。翌8日に移籍後初出場を記録[8]。その後期限付き移籍期間が4月9日まで延長された[9]。ゲーツヘッドではイアン・ボギー監督から大きな未来が待っている選手と評され信頼されていた[10]。契約期間は4月9日までであったが、ジェームズ・パーチがリザーブチームでの試合でレッドカードを受け、3試合の出場停止処分となったために3月24日にニューカッスル・ユナイテッドに呼び戻された[11]。4月2日の試合でベンチ入りを果たしたが出場は無かった[12]。
同年8月11日にフットボールリーグ1のカーライル・ユナイテッドFCに1ヶ月の期限付き移籍で加入[13]。翌月に期限付き移籍期間が11月半ばまで延長された[14]。カーライル・ユナイテッドのグレッグ・アボット監督も彼を高く評価し[15]、17試合に出場した[16]。
同年11月21日に同じくフットボールリーグ1のシェフィールド・ウェンズデイFCに翌年1月9日までの契約で期限付き移籍[17]。
2012年1月31日には同じくフットボールリーグ1のミルトン・キーンズ・ドンズFCにシーズン終了までの期限付き移籍をした[18]。しかし4月初めにニューカッスル・ユナイテッドに呼び戻された。このシーズンの彼は3クラブに期限付き移籍した上に保有元のニューカッスル・ユナイテッドにも在籍するという落ち着かない一年であった。
2012年8月23日にはニューカッスル・ユナイテッドの一員としてUEFAヨーロッパリーグ 2012-13予選のアトロミトスFC戦にフル出場し、UEFA主催試合での初出場を達成した。9月29日の試合ではスティーヴン・テイラーに代わって56分に投入され、プレミアリーグ初出場となった[19]。このシーズンはニューカッスル・ユナイテッドで一年を過ごし、4つのコンペティションで計7試合に出場した。
2013年7月26日にはフットボールリーグ1のシュルーズベリー・タウンFCに1ヶ月の期限付き移籍[20]。しかし移籍前からあった中足骨の怪我が悪化したためにい半月でニューカッスル・ユナイテッドに帰還となった[21]。
同年11月28日にフットボールリーグ1のロザラム・ユナイテッドFCに短期間の緊急レンタルで期限付き移籍[22]。2日後に移籍後初出場をすると、この試合でプロ初得点を記録した[23]。合計27試合に全てスターティングメンバーとして出場、5得点をあげる活躍を見せた[24]。また5月25日の昇格プレーオフではレイトン・オリエントFCを破ってフットボールリーグ・チャンピオンシップ昇格に貢献した[25]。
ウィガン・アスレティック
2014年6月28日、フットボールリーグ・チャンピオンシップのウィガン・アスレティックFCに完全移籍[26]。8月9日の試合でドン・カウィーに代わって投入され、フットボールリーグ・チャンピオンシップ初出場を記録した。
2015年1月15日にフットボールリーグ1のブリストル・シティFCにシーズン終了までの期限付き移籍[27]。生まれ故郷のブラッドフォード・シティAFC戦で2得点をあげ、合計12試合3得点を記録した[28]。
レンジャーズ
2015年7月20日、スコティッシュ・チャンピオンシップ所属のレンジャーズFCにチームメイトのマーティン・ワグホーンとともに完全移籍。3年契約で移籍金は20万ポンド[29]。5日後のスコティッシュチャレンジカップで移籍後初出場を記録するとフリーキックから移籍後初得点を記録した[30]。さらに8日後のスコティッシュリーグカップでも得点を記録した[31]。なおリーグ戦初得点は8月16日であった[32]。その翌週にもペナルティボックス際からのフリーキックで得点を決めて同月の2部最優秀選手賞に選出された他、クラブも首位に立ち、マーク・ウォーバートン監督も月間最優秀監督賞に輝いた[33]。10月にはウィガン・アスレティック時代の選手起用に対する信用ならなさからワグホーンとの間に友情が生まれたとメディアに語った[34]。翌2016年4月5日の試合で彼が得点を記録して1-0で勝利した事により優勝が決定、破産による4部降格からの復活を果たした[35]。その5日後にもスコティッシュチャレンジカップ決勝でロングボレーを決めて勝利に貢献、この試合のマン・オブ・ザ・マッチに選出された[36]。
移籍後初シーズンで活躍した彼にレンジャーズは新たな契約を提示したが、給与面が芳しくなかったために拒否された[37]。その後7月19日に合意に達し[38]、同月21日に2019年5月までの契約を締結した[39]。
2018年7月にスティーヴン・ジェラード新監督の下で主将に就任[3][4]。初陣となったUEFAヨーロッパリーグ 2018-19 予選のFKシュクピ戦では得点を決めて勝利に貢献した[40][41]。2019年3月のハイバーニアンFC戦では相手チームのファンが彼めがけて闖入した[42]。広告を乗り越えて闖入し彼に接近したものの、そこで警察に取り押さえられたため被害はなく[43]、闖入者は裁判の末に有罪となり、スコットランド国内のサッカー場全てに出入禁止となった[44]。
2020-21シーズンは12月8日の時点で45得点3失点という堅守を誇り、UEFAヨーロッパリーグ 2020-21 グループリーグにも進出[45]、サイドバックとして堅守に貢献しつつ16得点11アシストと攻撃面でも大活躍を見せた[46]。このシーズン、レンジャーズは10シーズンぶりの国内王者に輝いた[47]。また、2021年4月6日には新たに3年契約を締結した[48]。2021-22シーズン、UEFAヨーロッパリーグ 2021-22では準決勝セカンドンドレグでもゴールを決めるなど、準決勝までに7ゴールを挙げて決勝進出に大きく貢献[49]、決勝で敗戦したが大会得点王に輝いた。
家族
弟のマーカス・タヴァーニアーもサッカー選手[50]。
タイトル
- UEFAヨーロッパリーグ得点王 : 2021-22(7ゴール)
参考文献
- ^ “James Tavernier”. Rangers F.C.. 2016年9月15日時点のオリジナルよりアーカイブ。2019年1月8日閲覧。
- ^ “Club list of registered players: As at 16th May 2015: Wigan Athletic”. The Football League. p. 36. 2016年3月4日時点のオリジナルよりアーカイブ。2016年3月4日閲覧。
- ^ a b Thomson, Nick (2018年7月6日). “Tavernier Is My Leader”. Rangers F.C.. 2018年7月9日閲覧。
- ^ a b “Lee Wallace backs new skipper James Tavernier”. BBC Sport (2018年7月11日). 2018年7月12日閲覧。
- ^ “When I first started at playing at Farsley Celtic Boys Club I actually spent a season in goal then moved in to central midfield. When Leeds came in for me, that's where I was playing.”. 2018年7月12日閲覧。
- ^ “Peterborough 2–0 Newcastle”. BBC Sport. (2009年9月22日) 2010年5月27日閲覧。
- ^ “Gateshead sign Newcastle's Tavernier and Edmundsson”. BBC Sport. (2011年1月7日) 2011年1月7日閲覧。
- ^ “Gateshead 2–2 Kidderminster Harriers”. Gateshead F.C. (2011年1月9日). オリジナルの2012年9月17日時点におけるアーカイブ。 2011年1月10日閲覧。
- ^ “Tavernier loan to Gateshead is extended”. Evening Chronicle. (2011年2月8日). オリジナルの2011年2月17日時点におけるアーカイブ。 2011年2月8日閲覧。
- ^ “Gateshead boss believes in Tavernier”. Wordpress. (2011年1月7日). オリジナルの2011年8月10日時点におけるアーカイブ。 2011年1月7日閲覧。
- ^ “Newcastle recall young star James Tavernier”. Evening Chronicle. (2011年3月24日) 2011年3月24日閲覧。
- ^ “Newcastle 4–1 Wolves”. BBC Sport. (2011年4月2日) 2011年4月2日閲覧。
- ^ “Carlisle sign Newcastle full-back James Tavernier”. BBC Sport. (2011年8月11日)
- ^ “Carlisle United extend loan spell of James Tavernier”. BBC Sport. (2011年9月16日)
- ^ “James Tavernier impresses Carlisle boss Greg Abbott”. BBC Sport. (2011年8月22日)
- ^ “Loan Watch: Tav signs off, Soderberg signs on”. Newcastle United F.C. (2011年11月6日). 2011年11月7日時点のオリジナルよりアーカイブ。2011年11月8日閲覧。
- ^ “Sheffield Wednesday sign Newcastle defender on loan”. BBC Sport. (2011年11月21日)
- ^ “Newcastle United's James Tavernier loaned to MK Dons”. BBC Sport. (2012年1月31日)
- ^ Magowan, Alistair (2012年9月29日). “Reading 2–2 Newcastle”. BBC Sport 2016年4月10日閲覧。
- ^ “James Tavernier: Newcastle loan defender to Shrewsbury”. BBC Sport. (2013年7月26日)
- ^ “James Tavernier: Shrewsbury aim to replace injured loan defender”. BBC Sport. (2013年8月20日)
- ^ “Rotherham sign Newcastle's James Tavernier and Haris Vuckic”. BBC Sport (2013年11月28日). 2013年11月28日閲覧。
- ^ “Rotherham United 4–1 Gillingham”. BBC Sport. (2013年11月30日) 2016年4月10日閲覧。
- ^ “Tavernier fires Millers to victory”. Rotherham Advertiser. (2014年3月29日) 2016年4月10日閲覧。
- ^ Maiden, Phil (2014年5月25日). “Leyton Orient 2–2 Rotherham United”. BBC Sport 2018年12月19日閲覧。
- ^ “Wigan Athletic sign James Tavernier and Oriol Riera”. BBC Sport. (2014年6月28日)
- ^ “George Saville and James Tavernier join Bristol City on loan”. BBC Sport. (2015年1月15日) 2016年4月10日閲覧。
- ^ Mitchell, Brendon (2015年4月14日). “Bradford City 0–6 Bristol City”. BBC Sport 2016年4月10日閲覧。
- ^ “Rangers sign James Tavernier and Martyn Waghorn from Wigan”. BBC Sport. (2015年7月20日) 2016年4月10日閲覧。
- ^ Wilson, Richard (2015年7月25日). “Hibernian 2–6 Rangers”. BBC Sport 2016年4月11日閲覧。
- ^ “Rangers 3–0 Peterhead”. BBC Sport. (2015年8月2日) 2016年4月11日閲覧。
- ^ Lindsay, Clive (2015年8月16日). “Alloa Athletic 1–5 Rangers”. BBC Sport 2016年4月11日閲覧。
- ^ Wilson, Richard (2015年9月15日). “Rangers: Monthly prizes for Mark Warburton & James Tavernier”. BBC Sport 2016年4月11日閲覧。
- ^ McInnes, Andrew (2015年10月22日). “We were damaged goods when we signed for Rangers: James Tavernier on how he and Martyn Waghorn have rediscovered their love for the game at Ibrox”. Daily Record (Glasgow) 2016年4月11日閲覧。
- ^ McDermott, Scott (2016年4月5日). “Rangers 1–0 Dumbarton: James Tavernier scores only goal of the game to seal Championship title”. Daily Mirror (London) 2016年4月11日閲覧。
- ^ Dawes, Olly (2016年4月11日). “Rangers fans react on Twitter to James Tavernier's goal and performance v Peterhead”. HITC 2016年4月11日閲覧。
- ^ Murray, Ewan (2016年7月8日). “Martyn Waghorn and James Tavernier reject Rangers contract offers”. The Guardian (London)
- ^ “Rangers defender James Tavernier signs new deal with Ibrox club”. Daily Record (Glasgow). (2016年7月19日)
- ^ “Rangers full-back extends contract until 2019”. BBC Sport. (2016年7月21日)
- ^ “Rangers 2–0 FK Shkupi”. BBC Sport. (2018年7月12日)
- ^ “Rangers old failings were still evident in Steven Gerrard's debut but Glenn Middleton is a star in the waiting”. Daily Record. (2018年7月13日)
- ^ “Steven Gerrard rages at wasteful Rangers after Hibernian hit back to snatch point” (英語). Sky Sports. 2019年3月12日閲覧。
- ^ “Fan arrested after confronting Rangers' James Tavernier at Hibernian”. Sky Sports. 2019年3月12日閲覧。
- ^ “Fan who confronted Rangers' James Tavernier banned from all Scottish football grounds”. Sky Sports. 2019年3月12日閲覧。
- ^ t Rangers 3-2 Standard Liege: Steven Gerrard's side fight back twice to claim last-32 place, Nick McPheat, BBC Sport, 3 December 2020
- ^ James Tavernier - Rangers' captain fantastic leading the way, Scott Mullen, BBC Sport, 8 December 2020
- ^ “Celtic concede title after United draw”. BBC Sport 2021年6月14日閲覧。
- ^ Thomas, Lyall. “Tavernier signs Rangers contract extension”. Sky Sports. 2021年4月6日閲覧。
- ^ 鎌田大地がハットトリックなら追い越せるが…… 右サイドバックが《EL単独得点王》の衝撃-ザワールド
- ^ “James Tavernier's advice for younger brother Marcus at Boro” (2017年10月3日). 2017年10月3日閲覧。
外部リンク
- ジェームズ・タヴァーニアー - Soccerwayによる個人成績
- ジェームズ・タヴァーニアー - transfermarkt
- ジェームズ・タヴァーニアー - TheFinalBall.com
レンジャーズFC - 2022-2023 | |
|---|---|
- ジェームズ・タヴァーニアーのページへのリンク
