ショーン・レインとは? わかりやすく解説

ショーン・レイン

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/04/09 23:22 UTC 版)

ショーン・レイン
基本情報
原語名 Shawn Lane
生誕 (1963-03-21) 1963年3月21日
出身地 アメリカ合衆国
テネシー州メンフィス
死没 (2003-09-26) 2003年9月26日(40歳没)
ジャンル インストゥルメンタルロックフュージョンワールドミュージック
職業 ミュージシャン作曲家音楽プロデューサー
担当楽器 ギターピアノキーボードベース
活動期間 1977年 - 2003年
レーベル Warner Bros.
共同作業者 ヨナス・エルボーグ、ジェフ・サイプ、ブラック・オーク・アーカンソー、Savage Innocence、D.D.T.、The Willys、The Streets
著名使用楽器
Vigier Excalibur
Charvel 750XL
Ibanez Ghostrider

ショーン・レインShawn Lane1963年3月21日 - 2003年9月26日)は、アメリカギタリストで、作曲家テネシー州メンフィス生まれ。ソロでは2枚のスタジオ・アルバムを発表している。

来歴

若くしてアンダーグランドのギター・サークルで注目されたプレーヤーとなり、14歳でカントリーロックバンド「ブラック・オーク・アーカンソー」(英語版)に参加。

1992年発表のソロ・アルバム『パワーズ・オブ・テン』が有名で、ギタリストのジョン・マクラフリンと演奏していたベーシストヨナス・エルボーグと共作した作品である。その後、1999年にはソロ・アルバム『トライトーン・ファシネーション』、2001年にライブ・アルバム『パワーズ・オブ・テン・ライヴ!』を発売。

レインは『ヤング・ギター』誌で、「Memphis, Beneath the Underdog」という連載講座を担当していた事がある[1]。その当時はアイバニーズとエンドース契約を結んでいた。

健康状態と死没

彼は生涯、乾癬に罹患しており、13歳の頃から乾癬性関節炎(関節症性乾癬)を発症していた。当初特に演奏に支障はなかったが、関節が硬くなることから歩行に困難をきたしステロイド剤での治療が必要となった。そのため体重に大きな影響があり、元々若い頃はやせていたにもかかわらず、死の数年前には300ポンド(約136kg)を超えた。また常に喫煙をしていた。

2000年頃にはギターの演奏にも支障が出始め、演奏前には充分な休養が必要となった。2003年、彼は呼吸に困難を覚えるようになり、今後一生、医療酸素処置が必要と告げられた[2]。しかしその後まもなく、2003年9月26日にテネシー州メンフィスの病院で死亡した。

音楽性とプレイスタイル

速弾きスタイルのギターで著名で、ピアノもプレイする。彼の音楽性は非常に多彩で、ロックフュージョンをベースとしたワールドミュージックインストゥルメンタルである。

リンゴ・スタークリス・クリストファーソンジョニー・キャッシュウィリー・ネルソンウェイロン・ジェニングスジョー・ウォルシュら多数のミュージシャンとも共演した。

ディスコグラフィ

ソロ・アルバム

ソロ・シングル

  • "West Side Boogie" (1992年) ※プロモーション用シングル[3]

教則ビデオ

  • Shawn Lane - Power Licks (1993年)
  • Shawn Lane - Power Solos (1993年)
  • Shawn Lane - Power Licks & Solos (1995年)

ヨナス・エルボーグとの共作

  • Abstract Logic (1995年) ※エルボーグ名義 with コフィ・ベイカー
  • Two Doors (1995年) ※マイケル・シュリーヴ名義。2枚組の1枚目にレイン、エルボーグ共に参加
  • Temporal Analogues of Paradise (1996年) ※with Apt. Q-258
  • Time Is the Enemy (1997年)
  • Zenhouse (1999年)
  • Good People in Times of Evil (2000年) ※with Selvaganesh
  • Personae (2002年) ※with ジェフ・サイプ
  • Icon: A Transcontinental Gathering (2003年) ※with Umamahesh / Selvaganesh / Umashankar
  • Paris: DVD release of the 2001 concert at New Morning (2004年) ※with The Vinayakrams

脚注

  1. ^ 1995年3月号〜1996年2月号。『ヤングギター プラクティス』 ISBN 4401630971 に一部再掲載
  2. ^ ShawnLane.com Biography”. 20 May 2012]閲覧。 エラー: 閲覧日が正しく記入されていません。
  3. ^ "West Side Boogie (Promo Single)". LaneWiki. 2009-04-24. Retrieved 2012-01-30.

外部リンク





固有名詞の分類


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「ショーン・レイン」の関連用語

ショーン・レインのお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



ショーン・レインのページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのショーン・レイン (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS