シュラクサイ:ディオニュシオス権力を再確立
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/10/23 06:23 UTC 版)
「クリサス川の戦い」の記事における「シュラクサイ:ディオニュシオス権力を再確立」の解説
シュラクサイ包囲戦後には正式な講和条約が結ばれていなかったにも関わらず、ディオニュシオスはシケリアのカルタゴ領に直ちに兵を進めることはしなかった。戦争は多額の費用を要し、おそらく軍資金が不足していたと思われる。加えて、傭兵の反乱に対処せねばならず、さらにはカルタゴとの戦争の終結は彼自身の政治生命の終わりとなる可能性があった。まずはシュラクサイの安全を確保し、さらに傭兵にレオンティノイへの入植を認めて反乱を沈静化した後に、ディオニュシオスはシケリア東部での覇権確立を開始した。
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