シャペロン活性
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/02/28 03:54 UTC 版)
「プロテインジスルフィドイソメラーゼ」の記事における「シャペロン活性」の解説
PDIの他の主要な機能としては、シャペロンとしての活性がある。C末端側の非触媒ドメイン(b'ドメイン)がミスフォールドタンパク質(誤ったフォールディングを行ったタンパク質)の結合とその後の分解を助ける。この活性は3つの小胞体膜タンパク質、PERK(英語版)(PKR-like endoplasmic reticulum kinase)、IRE1(英語版)(inositol-requiring enzyme 1)、ATF6(英語版)(activating transcription factor 6)によって調節される。これらは小胞体中の高レベルのミスフォールドタンパク質に応答し、細胞内シグナル伝達経路を介してPDIのシャペロン活性を活性化する。また、これらのシグナルはこうしたミスフォールドタンパク質の翻訳を不活性化する。
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