シパクナー
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/08/14 08:26 UTC 版)
ナビゲーションに移動 検索に移動シパクナー(Zipakna,Zipacna シパクナ)は、マヤ神話に伝わる巨人。ヴクブ・カキシュの長男。とても怪力で、遊ぶためだけにたった一晩で山脈を作り上げることが出来たという。
ある時、400人の戦士が家を建てていた所に、軽々と木材を運んで己の力を誇示した。戦士達は、シパクナーが邪悪な者である事を知っていたので、隙を見て殺そうとした。しかし、シパクナーは彼らの考えを見破り、死んだ振りをした。油断した戦士達は宴会を開いた。彼らが酔いつぶれた所に、シパクナーは家を投げつけて殺してしまった。
シパクナーは蟹が大好物であった。そのため、ヴクブ・カキシュを倒した双子の英雄フンアフプーとイシュバランケーに脆い谷底に誘い込まれ、そこで山崩れを起こされて殺されたという。
参考文献
- 『幻想動物事典』 新紀元社、1997年、163頁。
- 『悪魔事典』 新紀元社、2000年、152-153頁。
シパクナー
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/10/02 05:39 UTC 版)
「フンアフプーとイシュバランケー」の記事における「シパクナー」の解説
ヴクブ・カキシュ長男のシパクナーが、400人の若者を殺してしまったので、フンアフプーとイシュバランケーは彼の退治を決意した。エク羊歯などの材料で、彼の好物の蟹の偽物を作り、大きな蟹がいると嘘を言い、シパクナーを谷の底へ連れて行った。シパクナーは蟹を追いかけるうちに2人の罠にはまり、山崩れの下敷きになって石になって死んだ。
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