カブラカン
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/06/03 22:46 UTC 版)
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カブラカン(Cabracan)は、マヤ神話に伝わる巨人。ヴクブ・カキシュの次男で、その名は「地震」を意味する。とても怪力で、山々を容易く突き崩しては、自分を「山を覆す男」と称していたという。
ヴクブ・カキシュとその長男シパクナーを退治した、双子の英雄フンアフプーとイシュバランケーは、カブラカンを倒すために貧しい猟師を装い近づく。そしてカブラカンに「猟の最中にとても巨大な山を見かけた」と告げる。カブラカンはその山を潰してしまいたくなり、双子に道案内させた。その道中、双子は香ばしく焼き上げた鳥肉をカブラカンにご馳走する。カブラカンはその肉に石膏が塗られている事も知らずに食べた。石膏によりカブラカンは弱体化させられ、双子に縛り上げられ地中に埋められてしまった。
彼を最後に、神々に敵対する巨人族はすべて滅ぼされた。
参考文献
- 『幻想動物事典』 新紀元社、1997年、86頁。
- 『悪魔事典』 新紀元社、2000年、100-101頁。
カブラカン
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/10/02 05:39 UTC 版)
「フンアフプーとイシュバランケー」の記事における「カブラカン」の解説
ヴクブ・カキシュの次男のカブラカンが山を覆したり割ったりするのを見た神のカクルハー・フラカン、チピ・カクルハー、ラサ・カクルハーは、彼のやっていることが悪いことだから滅ぼせと、フンアフプーとイシュバランケーに命じたため、2人は彼の退治を決意した。2人は、太陽の出る方角にとても高い山を見たと嘘を言い、カブラカンと一緒に歩きだした。途中で鳥を獲り、ティサテ(石膏)を塗って白い土で包むと、いい匂いがするように焼いてからカブラカンに食べさせた。土のせいでカブラカンは手足から力が抜けてしまい、大きな山に着いても覆すことができなかった。2人はカブラカンの手足を縛って土に埋めて殺した。
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