シストゲネス亜属
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2017/09/03 20:13 UTC 版)
シストゲネス亜属に分類されるのは以下の2種が代表的である。 A. moniliformis A. neomoniliformis シストゲネス亜属は生活環の内に配偶体を持たず、2n世代の胞子体のみを持つ。胞子体の形状はユウアロミケス亜属と同じであり、遊走子嚢と休眠胞子嚢を形成する。休眠胞子嚢では減数分裂が行われ、30個ものアメーバ状の細胞が放出される。アメーバ状細胞は2核性であり、後端に2本鞭毛をもつ事がある。それらは短時間で被嚢し被膜胞子となり、数時間後には四個の遊走子が出てくる。これらの遊走子は同型配偶子としてふるまい、接合すると二鞭毛をもつ接合子となり、基質に付着すると発芽して新たな胞子体を形成する。シストゲネス亜属ではn世代は被膜胞子と同型配偶子である。
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