シグナルズ_(ラッシュのアルバム)とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > 百科事典 > シグナルズ_(ラッシュのアルバム)の意味・解説 

シグナルズ (ラッシュのアルバム)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/06/09 07:42 UTC 版)

シグナルズ
ラッシュスタジオ・アルバム
リリース
録音 1982年4月-7月
ジャンル プログレッシブ・ロックニュー・ウェイヴ
時間
レーベル アンセム
プロデュース ラッシュ、テリー・ブラウン
専門評論家によるレビュー
ラッシュ アルバム 年表
ラッシュ・ライヴ〜神話大全
(1981年)
シグナルズ
(1982年)
グレイス・アンダー・プレッシャー
(1984年)
テンプレートを表示

シグナルズ』 (Signals) は、カナダ出身のロックバンドラッシュの9作目のスタジオ・アルバム

1974年から一緒に仕事をしてきたテリー・ブラウンがプロデュースした最後のアルバムとなった。

シングルカットされた「ニュー・ワールド・マン」は、全米シングルチャートのBillboard Hot 100で21位を記録し、バンドにとってアメリカでの最高位を記録したシングルとなり、トップ40に入った唯一のシングルである。

リード曲「サブディヴィジョンズ」はシンセ・リフが主体となっており、これまでにないサウンド・アプローチとなっている。「カウントダウン」は1981年4月、フロリダ州ケープ・ケネディで行われた、NASAによるスペースシャトル計画の第1号であるSTS-1コロンビア号の打ち上げ)に参加し、インスパイアされ作成された。曲中には実際に録音された無線通信のサンプルが使われている。

背景

1981年10月から12月まで、「サブディヴィジョンズ」を含むセットリストで北米とヨーロッパをツアーした。

1982年4月に行われた、ウォームアップ・ツアーでは「アナログ・キッド」がセットリストに含まれていた。

収録曲のほとんどが1982年初頭に書かれ、リハーサルが行わた。

レコーディングは1982年4月にル・スタジオで開始され、6月完成予定がずれ込み7月15日に終了した[1]

1970年代のギターオリエンテッドな作風からますます遠ざかり、今まで以上にシンセサイザーが前面に出され、長尺曲はなく、音楽性に大きな変化がもたらされている。

ニール・パートの歌詞にも変化があり、東西冷戦や人間の普遍的で不可思議な面など、シリアスな内容が増えている。ゲディー・リーは『シグナルズ』をバンドの新しい時代の始まりと考えていた[2]。各曲の正しいフィーリングを得るのに通常よりも時間がかかったため、制作がかなり困難だったと語っている[3]

収録曲

注記ない限り、全作詞:ニール・パート、全作曲:アレックス・ライフソン & ゲディー・リー

サイド1
# タイトル 作詞 作曲・編曲 時間
1. 「サブディヴィジョンズ - "Subdivisions"」    
2. 「アナログ・キッド - "The Analog Kid"」    
3. 「化学 - "Chemistry"」(作詞:リー、ライフソン、パート)    
4. 「デジタル・マン - "Digital Man"」    
サイド2
# タイトル 作詞 作曲・編曲 時間
5. 「恐怖兵器 - "The Weapon (Part II of Fear)"」    
6. 「ニュー・ワールド・マン - "New World Man"」    
7. 「失われた夢 - "Losing It"」    
8. 「カウントダウン - "Countdown"」    

パーソネル

アディショナル・ミュージシャン

  • ベン・ミンク (Ben Mink) – エレクトリック・ヴァイオリン on "Losing It"

チャート

チャート 最高位
1982 Billboard 200 10[4]
全英アルバムチャート 3[5]

脚注

  1. ^ Rush - Signals (Vinyl, LP, Album) at Discogs”. web.archive.org (2018年7月8日). 2023年1月19日閲覧。
  2. ^ "Private Lives: The Rush Sanctuary Breached" - Sounds, May 21, 1983”. www.2112.net. 2023年1月19日閲覧。
  3. ^ "Face To Face With Rush's Geddy Lee" - Circus, March 31, 1983”. www.2112.net. 2023年1月19日閲覧。
  4. ^ Signals chart position in the US”. Billboard. 2022年11月16日閲覧。
  5. ^ Rush chart positions in the UK”. The Official Charts Company英語版. 2022年11月16日閲覧。

外部リンク




英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  
  •  シグナルズ_(ラッシュのアルバム)のページへのリンク

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「シグナルズ_(ラッシュのアルバム)」の関連用語

シグナルズ_(ラッシュのアルバム)のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



シグナルズ_(ラッシュのアルバム)のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのシグナルズ (ラッシュのアルバム) (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS