アレックス・ライフソンとは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 固有名詞の種類 > 人名 > 音楽家 > 音楽家 > ポピュラー音楽の音楽家一覧 (個人) > アレックス・ライフソンの意味・解説 

アレックス・ライフソン

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/05/07 07:32 UTC 版)

ナビゲーションに移動 検索に移動
アレックス・ライフソン
Alex Lifeson
2004年9月21日
基本情報
出生名 Alexandar Zivojinovich
生誕 (1953-08-27) 1953年8月27日(67歳)
出身地 カナダ
ブリティッシュコロンビア州
ジャンル プログレッシブ・ロック
ハードロック
プログレッシブ・メタル
ヘヴィメタル
職業 ギタリスト
担当楽器 ギター
活動期間 1968年 -
共同作業者 ラッシュ
著名使用楽器
ギブソンES-335
フェンダーストラトキャスター
カーヴィン
PRS
マーシャル
ヒュースアンドケトナー

アレックス・ライフソンAlex LifesonOfficers of the Order of Canada、本名:アレクサンダー・ジヴォジノヴィチ Alexandar Zivojinovich、1953年8月27日 - )は、カナダギタリスト作曲家音楽家。ロックバンドのラッシュのギタリストである。

2011年、「ローリング・ストーンの選ぶ歴史上最も偉大な100人のギタリスト」において第98位。

略歴

1953年8月27日カナダブリティッシュコロンビア州にて、セルビア人系移民の家に生まれる。本来の名字はジヴォジノヴィチで、これはセルビア語で「生命の子」を意味する。現在のLifesonという名字は、この英語訳である。12歳の時にギターを始める。最初に手に入れたのは父親から贈られたクラシック・ギターであったが、やがて日本製のエレクトリック・ギターを入手。以後、ほぼ独学でギターを学ぶ。

ジミ・ヘンドリックスピート・タウンゼントジェフ・ベックエリック・クラプトンジミー・ペイジ[1]スティーブ・ハケットアラン・ホールズワース[2]、ヨーマ・コーコネン(ジェファーソン・エアプレイン)、アルヴィン・リーテン・イヤーズ・アフター[3]の影響を受けた。

1968年にトロントラッシュを結成。これまでに17枚のアルバムを発表。個人としては、1990年代中期にプライマスのレス・クレイプール等と共に「ヴィクター」というソロ・プロジェクトで活動して、1996年に同名のアルバムを発表[4]

1997年2月、ニール・パートゲディ・リーとともにカナダ勲章(オフィサー)を授与される[5]。同年、スティーヴ・ヴァイが監修したクリスマス・アルバム『メリー・アックスマス』に、インストゥルメンタルによる「ザ・リトル・ドラマー・ボーイ」を提供した。

2007年、ライフソンがゲスト参加したポーキュパイン・ツリーのアルバム『フィアー・オブ・ア・ブランク・プラネット』が発表された。

音楽性

  • 緻密に計算された和音と斬新なテクニックがトレードマークである。単純なパワーコードだけでなく、ディレイなどのエフェクター等も効果的に使用して一つの世界を作り上げているといっても過言ではない音の広がりを見せる。
  • ラッシュ結成当時はギブソンES-335マーシャルアンプを主に使用していたが、その後はストラトキャスター、カーヴィン、PRSなどのギターを経て、現在はまたギブソンを主に使用している。アンプはヒュースアンドケトナーの自身のモデルを使用していたが、エンドースメント契約終了と共に2015年現在では再びマーシャルのアンプを使用している。
  • ライブ時にはアンプのスピーカーにマイクを立てて音を拾わずに、ギターアンプのプリアンプ部から直接ミキサー卓に信号を送り、スピーカーからの音はモニターとして活用しているのが音作りの上での大きな特徴。また、足元のペダルボードにはギターの信号そのものは一切流れないように設計されている。これによりエフェクトの操作ミスからシールドが抜けて音が出なくなるといったトラブルの可能性を最小限に食いとどめている。このペダルボードにギターの信号を流さない発想はドリーム・シアタージョン・ペトルーシに影響を与えている。
  • 前述の自身のアンプ(「TRIAMP MkII」)の売り上げの一部(アンプが一台売れるごとに$50)は、自身との契約時にユニセフに寄付される取り決めになっていた。

脚注

  1. ^ Epiphone Musical Instruments - News”. web.archive.org (2011年9月28日). 2020年4月16日閲覧。
  2. ^ Alex Lifeson and Geddy Lee of Rush Choose 22 Songs That Inspired Them Most | Guitar World”. web.archive.org (2017年8月7日). 2020年4月16日閲覧。
  3. ^ March 17, Max Mobley. “Interview: Alex Lifeson” (英語). www.premierguitar.com. 2020年4月16日閲覧。
  4. ^ Alex Lifeson | AllMusic - Biography by Greg Prato
  5. ^ RUSH biography

関連項目

外部リンク

  • RUSH - バンドの公式サイト(英語)




固有名詞の分類


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「アレックス・ライフソン」の関連用語

アレックス・ライフソンのお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



アレックス・ライフソンのページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのアレックス・ライフソン (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS