サーブ 17とは? わかりやすく解説

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サーブ 17

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2017/03/02 16:17 UTC 版)

サーブ 17

B 17A

  • 用途:偵察・爆撃
  • 分類:偵察爆撃機
  • 製造者サーブ
  • 運用者スウェーデン空軍 など
  • 初飛行:1940年5月18日
  • 生産数:264機
  • 生産開始:1942年

サーブ 17(Saab 17)はスウェーデンサーブ社が開発した偵察爆撃機。

開発と運用

本機の開発は当初、ASJA社AB Svenska Järnvägsverkstädernas AeroplanavdelningによるL-10として1930年代後半に開始されたのだが、1939年のASJAとサーブ間の経営統合にともないサーブ 17と改称された。

急降下爆撃機として使用するため、設計にあたっては翼の強度が重視された。本機にはエンジンの異なる3種の派生型が存在する。B 17Aはスウェーデン製のプラット・アンド・ホイットニー R-1830を、B 17Bはライセンス生産のブリストル・マーキュリー XXIVを、B 17Cイタリア製のピアジオ P.XIをそれぞれ装備している。

サーブ 17は通常の車輪のほか、スキーやフロートを装着可能であった。カバーの大きなランディングギアを下げることで、ダイブブレーキ代わりに用いることができるのは本機のユニークな特徴である。

初飛行は1940年5月18日で、スウェーデン空軍への配備は1942年である。しかし、当時はジェット機の時代が到来しつつあり、本機が運用された期間は短かった。スウェーデン空軍では1950年までに全機退役。そのうち46機はエチオピアに売却され1968年まで使用されている。

要目

B 17A

概要
  • 用途:偵察爆撃機
  • 乗員:2名
寸法
  • 全長:9.80 m(32.2 ft)
  • 全幅:13.70 m (44.11 ft)
  • 全高:4.00 m(13.1 ft)
  • 翼面積:28.5 m2(306 ft2
重量
  • 空虚重量:2,600 kg(5,720 lb)
  • 運用時重量: 3,970 kg (8,734 lb)
動力
性能
  • 最大速度:435 km/h(272mph)
  • 航続距離:1,800 km
  • 実用上昇限度:8,700 m(28,500 ft)
  • 上昇率:10 m/s (2,000 ft/min)
  • 翼面荷重:139 kg/m2(28 lb/ft2
  • 馬力荷重:220 W/kg (0.14 hp/lb)
武装
  • M/22F 7.62mm機関銃 × 2(前方固定)
  • M/22F 7.62mm機関銃 × 1(後部可動)
  • 500kg爆弾

運用国

関連項目





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