サーブレシーブのフォーメーションとミドルブロッカーの関係
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/07/15 20:01 UTC 版)
「ミドルブロッカー」の記事における「サーブレシーブのフォーメーションとミドルブロッカーの関係」の解説
近年のフォーメーションにおけるサーブレシーブは、3名で行う戦術が主流となっており、一般には2名のアウトサイドヒッターにリベロを加えた3人をサーブレシーブ要員に充てている。結果として、ほとんどのチームにおいてミドルブロッカーはサーブレシーブを免除されており、サーブを行った直後の守備を除いて後衛ではリベロと交代することになる。これらの事情から、サーブレシーブが上手な攻撃型のスパイカー⇒アウトサイドヒッター(レフト)、サーブレシーブはやや苦手だが、両サイドのオープントスや平行トスを打つことに長けたスパイカー⇒オポジット、背は高いが基本的に守備が不得手なスパイカー⇒ミドルブロッカー、といった具合に分業化が進んだ。近年におけるバレーボールの分業化が一層加速したのは、リベロシステムの採用とサーブレシーブのフォーメーションに依るところが大きいが、結果として、ブロックやクイックの技量に関わらず、レシーブを苦手とする選手がミドルブロッカーにまわされる傾向が強まることとなった。このことが、相対的にミドルブロッカーの技術低下を招いたという意見も聞かれる。
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