サービスビューローとは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > 百科事典 > サービスビューローの意味・解説 

サービス・ビューロー

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/02/14 16:33 UTC 版)

サービス・ビューロー英語: Service bureau)とは、他社の業務を料金を取って請け負う事業または会社を指している。

歴史

歴史的には、データ処理のサービス・ビューローは1932年にIBMによって開設されて、後にサービス・ビューロー会社に発展した。サービス・ビューローは、最初は米国の主要都市で、その後は国際的に展開された。[1]その目的は、自前で機器を所有することなく、最先端のパンチカードシステムへのアクセスを提供することであった。当時は、キーパンチでの入力・計算の時代であった。

その後、コンピューターの発展により、バッチ処理システムが取って代わり、[2]サービス・ビューローもこれを提供していった[3]。さらに数十年後、タイムシェアリングを介したメインフレームの共有へと、一歩前進した。[8]

日本でも日本IBMによりサービス・ビューロー事業(東京日本橋・ワカ末ビルなど、後のデータセンター事業)が展開されて、当時最強とも言われたIBM 7090が原子力設備計算などの共用に使われた[4]。その他のコンピューター会社からも、そうした共用の事業サービスが提供された。

今日、サービス・ビューローという言葉は、こうした業務を行う会社名[5]やサービス[6]だけでなく、街中のDTPに関して製版フィルムの出力を行なう「出力センター」の意味にも使われてきている[7]

脚注

関連項目




英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  
  •  サービスビューローのページへのリンク

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「サービスビューロー」の関連用語

サービスビューローのお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



サービスビューローのページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのサービス・ビューロー (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS