サンアイ (長崎県)とは? わかりやすく解説

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サンアイ (長崎県)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/08/31 16:08 UTC 版)

サンアイ株式会社
SAN-AI
種類 株式会社
本社所在地 日本
854-0055
長崎県諌早市栗面町94[1]
設立 1945年
(吉原商会として創業)[1]
業種 小売業
事業内容 自動車用品の販売、ホームセンターの運営
代表者 代表取締役社長 吉原哲郎(破産時)[1]
資本金 9,900万円(2008年1月現在)[1]
売上高 54億4,000万円(2007年2月期)[1]
従業員数 85名(破産時)
特記事項:2008年1月27日、破産[1]
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サンアイ株式会社(SAN-AI)は、長崎県諫早市に本社を置く、かつて存在した自動車用品の販売、ホームセンターであった。

概要

1945年(昭和20年)、吉原商会の屋号で自動車用品の販売を目的に創業。1983年(昭和58年)8月頃より本格的にホームセンター事業を開始[1]

本店以外にも県内では島原店、長崎店(西彼杵郡時津町)、大村店、佐世保店、県外では北九州折尾店、佐賀店、久留米店の合計7店舗で営業し、ピーク時の1996年2月期には年商約210億円をあげていた[1]

しかし、その後の消費低迷と同業者との競合などで減収に転じ、2000年(平成12年)には北九州折尾店、久留米店、2004年(平成16年)には佐賀店、2005年(平成17年)には長崎店を相次いで閉鎖、3店舗で営業していた[1]

この間、店舗不動産を売却するなど財務内容の改善や採算回復に努めたが、2007年2月期の年商は約54億4000万円にまで落ち込み、不動産の売却損なども重なり約4億9,500万円の赤字を計上。先行き業績好転の見込みが立たず、金融機関の支援も取り付けられなかったことから、事業継続が困難となっていた[1]

負債は債権者約530名に対し約62億4,500万円。

なお、鳥取県米子市に本社を置く同名のホームセンターとは関係がない(こちらのサンアイは株式会社が先に来る)。

歴史

  • 1945年(昭和20年) - 吉原商会の屋号で自動車用品の販売を目的に創業[1]
  • 1970年(昭和45年)6月 - 有限会社吉原商会を設立し、法人改組化。
  • 1978年(昭和53年) - ホームセンター「ハッピーライフサンアイ」を開設し、以降はホームセンター運営に業態を変更[2]
  • 1983年(昭和58年)8月頃 - サンアイ株式会社設立し、本格的にホームセンター事業を開始[1]
  • 2000年(平成12年)
    • 1月 - 北九州折尾店[2]
    • 5月 - 久留米店閉店[2]
  • 2004年(平成16年)7月18日 - 佐賀店閉店[1]
  • 2005年(平成17年) - 長崎店閉店[1]
  • 2008年(平成20年)1月27日 - 破産申立の準備に入り、同日、本店と長崎県内の3店舗をすべて閉鎖した[1]

店舗

  • 特記ない限り閉店日は破産日以前のもの。

福岡県

店名 所在地 閉店日 備考
北九州折尾店 北九州市八幡西区 2000年1月 ヤマダデンキが居抜き出店し、現在は「家電住まいる館YAMADA北九州八幡店」として営業
久留米店 久留米市 2000年5月

佐賀県

店名 所在地 閉店日 備考
佐賀店 佐賀市本庄町本庄1184-5 2004年7月18日

長崎県

店名 所在地 閉店日 備考
本店 諫早市栗面町94 2009年12月にホームインプルーブメントひろせ居抜き出店し、現在は「HIヒロセ 諫早バイパス店」として営業
大村店 大村市
佐世保店 佐世保市干尽町4-5 ナフコが居抜き出店し、現在は「ホームセンターナフコ 佐世保みなとインター店」として営業
島原店 島原市
長崎店 西彼杵郡時津町 2005年

脚注




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