サルタイアーに関する用語
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/10/11 16:35 UTC 版)
「サルタイアー (紋章学)」の記事における「サルタイアーに関する用語」の解説
イン・サルタイアー (in saltire) 2つの意味で使われる。まず、多くの紋章に描かれた聖ピーターとの関わりを表す鍵や剣のような細長いチャージが2つ、お互いに斜めに交差する様子を記述するために用いる。また、あたかも見えないサルタイアーの上にチャージするかのように、サルタイアーの中心(交点)に1つ、4本の腕のそれぞれに1つ以上、合計5つ以上のチャージのX字形の配置を記述するために用いる。5つの場合はちょうど、ごく一般的な6面体サイコロの5の目のような配置になる。 パーティ・パー・サルタイアー (party per saltire) サルタイアーと同様に交差する2本の対角線によってフィールドをX字形に4つに分割することを表す。ティンクチャーが2つ指定されている場合は、1つ目に書かれたティンクチャーがX形の上下のフィールドの色を表し、2つ目は左右のフィールドの色を表す。もしくは、4つの領域はそれぞれ別に記述されることもあり、その場合は上、左、右、下の順に記述する。これは、縁組みなどで起こるマーシャリング(紋章の統合)における家系の格を表す順番でもある。 イン・サルタイアー (交差)Gules two keys argent in saltire イン・サルタイアー (配置)Gules five roses argent seeded of the field in saltire パーティ・パー・サルタイアーParty per saltire, argent and gules
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