サルタヒコの影響とする説
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/15 17:45 UTC 版)
鼻高天狗の容貌の由来としては、他に日本神話の猿田彦神の影響とする説がある。『日本書紀』には鼻の長さは七咫(咫は手のひらを広げた長さ。七咫は1メートルを優に越える)、背は七尺あまり、唇はつやつやと明るく光り、目は八咫の鏡の様に大きく丸く赤かった」とある。神楽の仮面などでは、鼻高のサルの容貌であるが、サルタヒコを表す面として天狗の面をそのまま用いる事があるため、サルタヒコと天狗は同一視されることが多い。ただし、サルタヒコと天狗の同一視は中世以降の神道家が唱えた説に過ぎないともいわれている。
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