サソリとカエルの話
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/09/02 13:49 UTC 版)
「クライング・ゲーム」の記事における「サソリとカエルの話」の解説
作中、ジョディがファーガスに語る「サソリとカエルの話」の概要は以下の通り。 「ある時、サソリが川を渡ろうとして、カエルに渡してくれるよう頼んだ。カエルは『だめだ。君を背負ったところで僕は君に刺されて死んでしまう』と断った。サソリは言い返す。『何て理屈の通らない言い草だ。君が死んだら、俺まで溺れてしまうだろう』そう言われてカエルは納得し、サソリを背負って川を渡り始めた。ところが川の真ん中で、カエルは背中に痛みを感じ刺されたことを知った。『理屈だって!』サソリと共に沈みながら、カエルは叫ぶ。『理屈も何もないじゃないか!』するとサソリは言った。『分かってはいるけれどやめられない。それが俺の性(さが)なんだ…』」 ちなみにこの挿話は、オーソン・ウェルズの映画『ミスター・アーカディン』(1955)からの引用である。
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