サウンド・トライブ・セクター9とは? わかりやすく解説

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サウンド・トライブ・セクター9

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/07/11 18:48 UTC 版)

サウンド・トライブ・セクター9
Sound Tribe Sector 9 (STS9)
サウンド・トライブ・セクター9(2015年)
基本情報
出身地 アメリカ合衆国 カリフォルニア州サンタクルーズ
ジョージア州アトランタ/アセンズ
ジャンル ライヴトロニカ
活動期間 1998年 -
レーベル 1320 Records
公式サイト sts9.com
メンバー ハンター・ブラウン
ジェフリー・ラーナー
デイヴィッド・フィップス
ザック・ベルマー
アラナ・ロクリン
旧メンバー デイヴィッド・マーフィー
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サウンド・トライブ・セクター9Sound Tribe Sector 9、略称STS9)は、アメリカは北カリフォルニアのサーフシティ、サンタクルーズを拠点に活動する5人組のインストゥルメンタル・バンド。インストゥルメンタル、エレクトロニカをベースにしているが、ファンクジャズドラムンベースサイケデリック・ミュージックヒップホップなど様々な要素を取り入れている(彼らは自分たちの音楽をポストロックダンス・ミュージックと呼んでいる)。生音とエレクトロニックなサウンドを融合させた、グルーヴ感のある音楽を展開する。

略歴

1990年代後半に、ジョージア州アトランタにて結成し、2000年の後期に北カルフォルニアに拠点を移す。1999年の初期にジェフリー・ラーナーがバンドに参加するまでは、4人で活動を行っていた。

最初の2枚のアルバムを出した際のバンド名は「セクター9(Sector 9)」であったが、既存のロングボード会社と同じ名称であったため、サウンド・トライブ・セクター9(Sound Tribe Sector 9)にバンド名を変更した。

彼らのライブ・パフォーマンスや環境作り、バンド名の「9(マヤ暦で現在を指している)」、バンド・スケジュール等、根本にはマヤの要素が大きく根ざしている。通称として、「サウンド・トライブ」または「STS9」と呼ばれる。

日本には2002年に初来日以降、フジロックフェスティバル朝霧JAMMETAMORPHOSEなど大型フェスティバルにも参加。2009年に日本ツアーを行う予定であったが、来日キャンセルとなっている。

2014年1月に、バンド結成メンバーのデイビッド・マーフィー(ベース)の脱退がアナウンスされ、代わってアラナ・ロクリンが加入した。

メンバー

  • ハンター・ブラウン (Hunter Brown) - ギター、キーボード (1997年– )
  • デイヴィッド・フィップス (David Phipps) - キーボード、シンセサイザー、プログラミング (1997年– )
  • ザック・ベルマー (Zach Velmer) - ドラム、エレクトロニック・パーカッション、プログラミング (1997年– )
  • ジェフリー・ラーナー (Jeffree Lerner) - パーカッション、キーボード、プログラミング (1999年– )
  • アラナ・ロクリン (Alana Rocklin) - ベース (2014年– )
旧メンバー
  • デイヴィッド・マーフィー (David Murphy) - ベース、キーボード、プログラミング (1997年–2014年)

ディスコグラフィ

アルバム

  • 『インタープラネタリー・エスケイプ・ヴィークル』 - Interplanetary Escape Vehicle (1999年、Landslide) ※ライブ
  • Sector 9 – The Brown Album (1999年、Landslide) ※ライブ
  • 『オファード・スケマティックス・サジェスティング・ピース』 - Offered Schematics Suggesting Peace (2000年、Landslide)
  • 『シーズンズ 01』 - Seasons 01 (2002年、1320 Records) ※ライブ
  • 『ライヴ・アット・ホーム』 - Live at Home (2003年、1320 Records)
  • 『アーティファクト』 - Artifact (2005年、1320 Records)
  • Artifact: Remixes Vol.1 (iTunes exclusive, 4-tracks) (2005年、1320 Records)
  • 『アーティファクト・パースペクティヴス』 - Artifact: Perspectives (2005年、1320 Records) ※リミックス
  • 『ヒアー、キャッチ…エッセンシャル・ライヴ・レコーディングス』 - Here...Catch Essential Live Recordings (2008年) ※日本限定ライブ・コンピレーション
  • 『ピースブラスター』 - Peaceblaster (2008年、1320 Records)
  • Peaceblaster: The New Orleans Make it Right Remixes (2009年、1320 Records)
  • 『アド・エクスプロラータ』 - Ad Explorata (2009年、1320 Records)
  • Axe the Cables (2010年、1320 Records) ※ライブ・アコースティック
  • When the Dust Settles (2011年、1320 Records) ※EP
  • One/One (2015年、1320 Records) ※ライブ
  • The Universe Inside (2016年、1320 Records)
  • Visions Tapes (2020年、1320 Records)
  • Chromalight (2024年、1320 Records)
  • Human Dream 1 (2025年、1320 Records)

映像作品

  • STS9 Live in Santa Cruz – GrooveTV #201 (2008年、GrooveTV.net) ※ビデオCD, MPEGダウンロード
  • 『ライヴ・アズ・タイム・チェンジズ』 - Live As Time Changes (2006年、1320 Records) ※DVD、2005年12月29日-31日ライブ録音
  • Axe the Cables (2009年) ※オンデマンド・ストリーミング[1]
  • STS9 Live (2007年-2010年) ※フリー・ストリーミング、オンデマンド・ストリーミング[2]

日本公演

  • 2002年
5/23 (木) 東京Aoyana Cay
5/24 (金) 東京ディファ有明
5/25 (土) LUNATIC PICNIC
  • 2003年
7/25 (金) フジロックフェスティバル(FIELD OF HEAVEN)
  • 2005年
10/1 (土) 朝霧JAM(RAINBOW STAGE)
10/3 (月) 渋谷CLUB QUATTRO
  • 2007年
8/23 (木) 名古屋BOTTOMLINE
8/24 (金) 大阪SUN HALL
8/25 (土) METAMORPHOSE(SOLAR STAGE)

脚注

  1. ^ STS9 - Axe the Cables - Denver, CO - iClips.net(アーカイブ)
  2. ^ STS9 - iClips.net(アーカイブ)

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