サウディア162便機体破損事故とは? わかりやすく解説

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サウディア162便機体破損事故

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/04/13 07:44 UTC 版)

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サウディア162便機体破損事故
1980年8月17日にパリ=シャルル・ド・ゴール空港で撮影されたタクシング中の事故機
出来事の概要
日付 1980年12月22日
概要 機械的故障による減圧
現場 カタール付近のペルシア湾上空
乗客数 271
乗員数 20
負傷者数 7
死者数 2
生存者数 289
機種 ロッキード L-1011-200
運用者 サウディア
機体記号 HZ-AHJ
出発地 ダーラン国際空港
目的地 カラチ国際空港
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サウディア162便機体破損事故(サウディアひゃくろくじゅうにびんきたいはそんじこ)とは、1980年12月22日にサウディアの運行する旅客機で急減圧が発生し、2人が空中に吸い出されて死亡した航空事故である[1]。事故機はロッキードL-1011トライスターであった。

経緯

サウディア162便は乗員20名と乗客271名を乗せ、サウジアラビア東部のダーラン国際空港からパキスタン南部のカラチ国際空港に向けて出発した。離陸後高度2万9000フィートに達したカタール付近のペルシア湾上空で、部品の劣化が原因で事故機の車輪が破裂し、これによって機体下部の隔壁が破損した。このため与圧されていた客室内から空気が一気に流出し客室内で急減圧が発生し、機体に開いた穴から2人の乗客が空中へと吸い出されて2人とも死亡した。サウディア162便は緊急降下してカタールのドーハ国際空港へと向かい緊急着陸を試み、この着陸は成功した[1]。しかし前述の2名の死者を出したことに加え、最終的に7名の負傷者も出した。

出典

  1. ^ a b ASN Aircraft accident Lockheed L-1011 TriStar 200 HZ-AHJ Qatar” (英語). Aviation Safety Network. 2018年1月12日閲覧。



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