コープランドの分類体系
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/08 10:09 UTC 版)
エドウィン・ビンガム・コープランドは「有効な」分類階級というものは「自然分類であること」と「有用であること」の両方を反映したものであると提案した最初の分類学者の一人である。 コープランド (1947)ではシダ綱 Filicinaeにその多くが単一種のみからなる305属を認めた。コープランドはシダ綱をハナヤスリ目、リュウビンタイ目、シダ目の3目に分け、うちシダ目に19科を置いた。デンジソウ科とサンショウモ科を含む水生シダ類 Hydropteridesは、その特異的な形質からそれぞれデンジソウ目 Marsilealesとサンショウモ目 Salvinialesに置くことがあるとしながらも、その他のシダ目の系統の下にあるため独立した目に入れるのを嫌い、シダ目に入れるとした。 シダ綱 Filicinaeハナヤスリ目 Ophioglossalesハナヤスリ科 Ophioglossaceae リュウビンタイ目 Marattialesリュウビンタイ科 Marattiaceae シダ目 Filicalesゼンマイ科 Osmundaceae フサシダ科 Schizaeaceae ウラジロ科 Gleicheniaceae ロクソマ科 Loxomaceae コケシノブ科 Hymenophyllaceae ワラビ科 Pteridaceae ミズワラビ科 Parkeriaceae ヒメノフィロプシス科 Hymenophyllopsidaceae シノブ科 Davalliaceae キジノオシダ科 Plagiogyriaceae ヘゴ科 Cyatheaceae オシダ科 Aspidiaceae シシガシラ科 Blechnaceae チャセンシダ科 Aspleniaceae マトニア科 Matoniaceae ウラボシ科 Polypodiaceae シシラン科 Vittariaceae デンジソウ科 Marsileaceae サンショウモ科 Salviniaceae
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