コードネームとの類似点、相違点
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/30 22:45 UTC 版)
「数字付き低音」の記事における「コードネームとの類似点、相違点」の解説
数字付き低音は、和音の音符をすべて書かずに和音を示すという点で、コードネームと似ている。また、数字の意味もその意味自体は同じであって、コードネームのG7の7と、数字付き低音でト/G音に7を付けたときの7の数字が示す音は、ハ長調の場合同じで、それが示す和音も全く同じである。C6とハ長調でハ/C音に 5 6 {\displaystyle \ \!_{\ 5}^{\ 6}\ } を付けた時の和音は同じで、6の数字が示す音も同じである。 決定的な相違点は、数字付き低音が調号に依存しているのに対し、コードネームは調号に依存していないことである。すなわち、コードネームでG7はどの調でもG-B-D-Fであるが、数字付き低音の場合は調号によって異なる和音になる。また、たとえば数字付き低音で♭があればリアライズした楽譜上で♭になるということであるが、コードネームでは減音程や短音程を表す。 また、コードネームが和音のルート(根音)から度数を数えるのに対し、数字付き低音では根音に関係なく低音から数える。だから、G7のコードの第1転回形はコードネームではG7/Bであるのに対し、数字付き低音ではロ/B/H音に 5 6 {\displaystyle \ \!_{\ 5}^{\ 6}\ } と、全く違ってくる。
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