コマス・ソラ彗星とは? わかりやすく解説

コマス・ソラ彗星

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/12 07:31 UTC 版)

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コマス・ソラ彗星
32P/Comas Sola
仮符号・別名 1926 V1, 1927 III, 1926f
1935 V1, 1935 IV, 1935c
1944 II, 1951h
1961 III, 1960f
1969 VIII, 1968g
1978 XVII, 1977n
1987 XVIII, 1986j[1]
分類 周期彗星
発見
発見日 1926年11月5日[2]
発見者 ホセ・コマス・ソラ[2]
発見場所 ファブラ天文台英語版
軌道要素と性質
元期:TDB 2455353.5(2010年6月6日)
軌道長半径 (a) 4.5101 au[1]
近日点距離 (q) 2.0086 au[1]
遠日点距離 (Q) 7.0116 au[1]
離心率 (e) 0.5546[1]
公転周期 (P) 9.58 [1]
軌道傾斜角 (i) 009.969 °[1]
近日点引数 (ω) 053.307 °[1]
昇交点黄経 (Ω) 057.844 °[1]
平均近点角 (M) 195.694 °[1]
前回近日点通過 2014年10月17日[3]
次回近日点通過 2024年4月20日[3]
最小交差距離 1.043 au(地球)[1]
0.246 au(木星)[1]
ティスラン・パラメータ (T jup) 2.680[1]
物理的性質
直径 8.4 km[1]
絶対等級 (H) 11.0(+コマ[1]
Template (ノート 解説) ■Project

コマス・ソラ彗星(32P/Comas Sola)は、軌道周期8.8年の太陽系周期彗星である。の直径は8.4kmと推定されている[1]

発見

コマス・ソラ彗星は1926年11月5日にホセ・コマス・ソラにより、バルセロナファブラ天文台英語版小惑星の研究のために口径6インチの望遠鏡で撮影した写真から発見された[2]。彗星の過去の軌道の推移から、発見当初には多くの天文学者が当時見失われていたシュピターラー彗星英語版が回帰してきたものと考えた。1935年の観測からP. Ramenskyが1911年まで遡って計算したことにより、1912年5月に木星付近を通過して軌道が変わり、それまでは近日点距離2.15 au、公転周期9.43年だったと求めた。これにより、シュピターラー彗星とは相異なることが分かった[2]

トリビア

1971年にアルバムAlpha Centauriに収められたタンジェリン・ドリームの初期の作品Fly And Collision Of Comas Sola[4]では、当時木星まで0.73 auの距離に接近していた[2]この彗星がモチーフになっている[要出典]

脚注

[脚注の使い方]
  1. ^ a b c d e f g h i j k l m n o p 32P/Comas Sola”. Small-Body Database Lookup. Jet Propulsion Laboratory. 2022年1月20日閲覧。
  2. ^ a b c d e Kronk, Gary W.. “32P/Comas Solá”. cometography.com. 2022年1月20日閲覧。
  3. ^ a b 木下一男 (2016年8月1日). “32P/Comas Sola”. 2022年1月20日閲覧。
  4. ^ Tangerine Dream – Alpha Centauri”. Discogs. 2022年1月21日閲覧。

関連項目

外部リンク


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