ケコガサタケ属
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/03/07 13:58 UTC 版)
ケコガサタケ属 | ||||||||||||||||||
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ヒメアジロガサ (G. marginata)
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分類 | ||||||||||||||||||
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学名 | ||||||||||||||||||
Galerina | ||||||||||||||||||
和名 | ||||||||||||||||||
ケコガサタケ属 |
ケコガサタケ属(ケコガサタケぞく、学名 Galerina)はヒメノガステル科に属するキノコの属である。猛毒アマトキシン類を含むものがある。
形態
色は地味で小型のものが多い。名前の通りコケから発生するものもあるが、朽木から発生するものもある。この属にはアマトキシン類[1]やシロシビンを含むものがある。
特に、コレラタケとヒメアジロガサはアマトキシンを含み、エノキタケやナラタケ、センボンイチメガサなどによく似ている。
生態
人間との関係
テングタケ科テングタケ属(Amanita)の有毒きのこが含むアマトキシン(Amatoxin)類を含むものが、本属にも確認されており、誤食による中毒事故も発生している。
分類
本属の上位分類はかつてはフウセンタケ科(Cortinariaceae)とされていたが、ヒメノガステル科(Hymenogastraceae)に変更された。
主な種類
- コレラタケ - 朽木から発生。アマトキシンを含む。エノキタケやナラタケとの誤食注意。
- ヒメアジロガサ - 朽木から発生。アマトキシンを含む。エノキタケやセンボンイチメガサとの誤食注意。
- ヒメアジロガサモドキ - 朽木から発生。
- フユノコガサ - コケから発生。
- ヒメコガサ - コケから発生。
- ミズゴケタケ - ミズゴケから発生。
参考文献
- 長沢栄史監修 『日本の毒キノコ』 学研教育出版、2009年。ISBN 978-4-05-404263-6。
脚注
- ^ 村岡眞治郎『担子菌類の菌糸体培養によるアマニチン類の効率的生産に関する研究』群馬大学、1999年。doi:10.11501/3164034。学位授与番号: 工博甲第139号 。 NDLJP:3164034.
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